現代車「米国市場シェア8%奪還へ」…60カ月無利子・キャッシュバック拡大

  • 2015年3月18日

現代自動車は昨年末、米国で車種別に平均2064ドルの割引販売をした。世界販売台数800万台を達成するため、米国市場でも攻撃的なマーケティングをしたのだ。最近はさらに破格的な割引プログラムを出している。車種別に最高3250ドル割引する。円安で勢いづく日本自動車企業に対応し、米国市場でシェア8%を回復するための措置だ。

◆60カ月無利子に1500ドル割引

その間、現代車は米国で36カ月または48カ月無利子分割払いで車を販売してきた。年末に一時的に60カ月無利子分割払いを適用することもあった。しかしそれは販売台数が少ない車種を売る場合に使った戦略だ。

現代車は今月からベストセリングカーを60カ月無利子分割払いで販売している。昨年初めて世界販売台数1000万台を超えたエラントラ(アバンテ)と、フルチェンジモデルが出て1年も経っていないソナタが対象だ。無利子分割払いだけでなく1000ドル以上の割引もある。起亜自動車のオプティマ(K5)もソナタと似た条件だ。競合車のトヨタカムリ(48カ月無利子分割払い)よりはるかに良い条件だ。

国内では普通36カ月無利子分割払いが限界だが、市場競争が激しい米国では車種別に60カ月無利子分割払いが時々登場する。しかし現代車が代表的な車種を60カ月無利子分割払いで販売するのは、それだけ米国で攻撃的なマーケティングをしているということだ。現代車の関係者は「セダンは割引率を高め、市場が拡大しているスポーツ用多目的車(SUV)は頭金の負担なく少額で車を利用できるリースプログラムを増やしている」と述べた。

◆破格割引でシェア回復

現代・起亜車は日本自動車企業に対抗するため破格割引プログラムを出したと、専門家らは解釈している。日本企業は円安の影響で価格競争力が高まり、米国市場でシェアを拡大している。昨年トヨタは前年比で販売台数を6.2%増やし、シェアを14.36%に高めた。同じ期間、日産とスバルも0.4%ずつ増やし、シェアがそれぞれ8.39%、3.11%となった。

現代・起亜車は2011年に8.9%と、米国市場で初めて8%の壁を越えた後、2013年まで3年連続で8%以上のシェアを維持した。しかし円安で日本企業が復活したほか、米国企業が新車を競争的に出したことで、昨年はシェアが7.95%に落ちた。昨年、現代車は欧州と中国でトヨタを大幅に上回ったが、米国では131万台の販売にとどまり、トヨタ(237万台)を大きく下回った。

このため現代車は年初から米国市場に力を注いでいる。需要が少ない今年1月、車種別にディーラーに与えるインセンティブを平均2020ドルに設定したが、先月は2100ドルに増やした。需要が多い昨年11月(2002ドル)と12月(2064ドル)を上回ったのだ。今月に入ると、トヨタより大幅な割引条件を掲げて市場シェア拡大に乗り出している。米国でトヨタはカローラを48カ月無利子分割払いで販売しているが、現代車はアバンテに60カ月無利子分割払いに加え、1500ドル割引で販売している。

シン・ジョングァンKB投資証券企業分析チーム長は「現代・起亜車が在庫のため年初から米国で攻撃的なマーケティングをしている」とし「3月から米国市場でシェアが増える可能性が高い」と予想した。