韓経:【コラム】韓日の大卒就職率

  • 2018年5月21日

【コラム】韓日の大卒就職率

「ルックイースト(Look east、東方を見よ)」は92歳で再執権したマレーシアのマハティール首相が以前に叫んだスローガンだ。1981年に首相になった彼は、「米国や西欧ではなく日本や韓国を見習おう」としてこのスローガンを掲げた。韓国と日本の勤勉さと誠実な労働姿勢に注目し、留学生や産業研修生も増やして送った。

この言葉をまね「ゴーウェスト(Go west、西に行け)」と力説する韓国の知識人もいる。「就職難を体験する韓国の青年は海外に進出せよ」という勧誘だ。ただし米国やカナダのように「東側」ではなく、中国、ベトナム、ラオスなど西側の低開発国でチャンスを探そうという趣旨だ。それでも同じ給料なら「ゴーイースト(Go east)」したいのが豊かさを味わった最近の若者たちの本音かもしれない。

開放の大きな波の中でワーキングホリデーなどに力づけられ海外就職に乗り出す韓国の青年は少なくない。アベノミクスが効果を出したおかげだろうか、日本で働く青年も大きく増えた。昨年日本で就職した韓国人2万1088人の中には青年が多いだろう。

韓国の青年たちの日本雇用市場進入が容易になったことは、日本の採用がそれだけ活発だという意味だ。最近の日本政府の発表を見れば大学卒業者の就職率は98%だ。この統計は就職希望者のうち実際に就職した人の割合だ。日本の大卒者のうち75.3%が就職を希望し、このうち98%が仕事を見つけたのだ。1997年にこの調査を始めてから最高値だ。ただ大卒者の賃金水準はそれほど高くなく、「雇用の質」の議論があり、日本の青年にもそれなりに不平もあると聞いている。青年の不平や不満が最初からない社会はないだろう。

統計方式は異なるが、韓国の大卒就職率67.7%(昨年12月、教育部)とは明らかに違いが生じている。体感失業率で見ればさらに広がるだろう。韓国の大卒就職率は前年度2月の卒業者と前前年度8月の卒業者を対象に前年度12月末までに健康保険に加入したかで算出する。2017年2月と2016年8月の卒業生が2017年12月末に「就業要件」を備えていれば2018年に就職者として統計に含まれる方式だ。

大学間の水増しも少なくなく信憑性議論がなくならないのが韓国の大学就職率だ。教育部が今年からは「大学類型別、専攻別、産業分野別、企業規模別の就業者数と給与水準までこの統計に追加する」とし、「大学の誇大広告も座視しない」というからどれだけ正確で有用な統計が出るのか見守りたい。すべての統計がそうであるように、就職統計も大学評価と選択のものさしになるほど正確にならなければならない。

青年就職率も厳格に国家間競争の時代だ。「どのような福祉を語っても、雇用よりも良い福祉はない」と言うではないか。有能な青年人材を海外にすべて奪われないようにするなら既成世代がさらに奮発しなければならない。

ハ・ウォンスン/論説委員