韓経:「韓半島の命運」左右するリレー首脳会談…日・朝、露・朝も「水面下の動き」

  • 2018年3月30日

26日、中朝首脳会談に続き南北首脳会談の日程が来月27日で確定し、韓半島(朝鮮半島)の命運を分ける息詰まるリレー首脳外交戦が本格化した。専門家らは「各首脳会談の成否に韓半島の命運が左右される」とし、「北朝鮮の非核化方案を引き出すための水面下の外交折衝戦も激しく展開するだろう」と分析した。

◆「日本、北朝鮮に首脳会談提案」

29日に開かれた南北高位級会談で南北首脳会談の日程が決定されたことで他の首脳会談の日程も相次いで決まる見通しだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は南北首脳会談と米朝首脳会談の間に韓米首脳会談を持つ方針だ。また、5月初めに韓日中首脳会談と韓日首脳会談を開く方案を中国、日本と協議中だ。

さらに「ジャパンパッシング」を懸念した日本が積極的に取り組み、首脳外交戦の日程がさらに「タイト」になりつつある。朝日新聞は28日に安倍晋三首相が来月17~18日に米国でトランプ米大統領に会う方案を推進中だと伝えた。翌日には日本政府が在日朝鮮人総連合会(朝鮮総連)を通じて北朝鮮に日朝首脳会談を開くことを提案したと報じた。

朝日新聞は北朝鮮関係消息筋を引用し、金正恩政権が最近、労働党幹部に政治教育する学習会で提示された資料に「早ければ6月初めに日朝首脳会談開催がありえる」という内容が記載されたと紹介した。該当資料は金正恩委員長の外交手腕を褒め称えつつ、韓・米・中・日・露の順で各国に対する外交方針を説明する内容が含まれていたと分かった。北朝鮮内では日本と国交正常化をすれば200億~500億ドル(約2兆1280億~5兆3200億ウォン)の支援を受けられる期待が出ていると朝日新聞が報じた。だが、朝鮮総連は「完全なねつ造」と反論し、日朝首脳会談の可能性は未知数だ。

◆露朝首脳会談の可能性も

中朝首脳会談で国際舞台に「サプライズデビュー」した金正恩(キム・ジョンウン)委員長がロシアに外交の歩みを広げるかも注目される。ロシアのプーチン大統領も今月18日に大統領選挙投票で勝利し、露朝首脳会談が開かれるという観測が現実味を増している。また、李容浩(リ・ヨンホ)北朝鮮外相が来月中旬にロシア・モスクワを訪問する予定だと最近ロシアのメディアが報じた。

ロシアの大統領府(クレムリン)報道官が「現在、露朝首脳会談は議論されていない」と公式の立場を明らかにしたが韓半島の情勢をめぐり北朝鮮とロシアの利害関係が合致し、露朝首脳会談が開かれる可能性が高いというのが専門家らの予想だ。東国(トングク)大学北朝鮮学科の金榕ヒョン(キム・ヨンヒョン)教授は「ロシアも韓半島の非核化と平和体制などを議論する枠組みの中に早く加わりたいだろう」と分析した。

リレー首脳会談で対話する雰囲気が醸成されているが、「サプライズ平和」に終わるという懸念もある。主要国家間で非核化を見る視角の差が非常に大きいためだ。北朝鮮と中国は「段階的・同時的措置」を非核化の方法として提示したのに対し、米国はリビアの事例のように北朝鮮も一括的に核廃棄するように圧迫している。そのためにトランプ大統領は対北強硬派に外交ラインを交替して対北制裁を強化している。

外務部長官を務めた韓昇洲(ハン・スンジュ)高麗(コリョ)大学名誉教授は「北朝鮮の言う非核化は完全な核廃棄でなく米国も韓半島で核を使えなくする韓半島地域の非核化」とし、「そのため米朝首脳会談で非核化に対する全面的な合意を導き出す可能性は低い」と予測した。