韓経:韓米の金利逆転は目前…悩み深まる韓国銀行

  • 2018年2月7日

米国が基準金利引き上げにスピードを出す可能性が高まり、韓米間の金利逆転が現実に近づいている。米国の主要証券市場が金利引き上げへの懸念から急落し韓国の証券市場もやはり2日連続で大幅下落しただけに金利が逆転すれば韓国の金融市場から外国人資金が大挙離脱する可能性があるという指摘だ。

韓国銀行ニューヨーク事務所が6日に明らかにしたところによると、主要海外投資銀行は今年米連邦準備制度理事会(FRB)が4回金利を引き上げると予想した。調査対象16社の投資銀行のうち6社が今年4回の引き上げを予想した。16社すべてがパウエルFRB議長が来月追加で金利を上げると予想した。

米国の金利引き上げ加速化の見通しに韓国銀行の悩みも大きくなっている。まず来月に韓米の金利逆転が予想されるためだ。今後格差がさらに急速に拡大すれば外国人資金離脱の可能性が高まり韓国経済に負担となる恐れがある。

韓国の基準金利は年1.50%で米国の金利上段と同じだ。27日の韓国銀行金融通貨委員会で金利を上げなければ来月には米国の金利がさらに高くなると予想される。2007年から11年ぶりの韓米金利逆転だ。

韓国銀行内部でも懸念が提起されている。先月18日に開かれた金融通貨委員会本会議である金融通貨委員は「今後主要国の通貨政策正常化がさらに進展するなら2013年のテーパー・タントラム(緊縮発作)当時のように新興国から資本が大挙流出し国際金融市場の不安が再演されかねない」と懸念する。また「今後長期金利上昇傾向が続けば株価などの資産価格調整圧力が大きくなる可能性がある」と付け加えた。

韓国と米国の市場金利は二転三転している。この日韓国の10年物国債利回りは年2.749%で10年物米国債利回りと並んだ。外国人投資家には韓国債券の投資魅力が落ちているという話だ。

韓国銀行関係者は「韓米間の金利逆転ですぐに外国人資金が大量に金融市場から流出することはなくても金融市場の不確実性を育て不安を拡大するだろう」と話した。