韓経:韓国の食卓に定着する納豆

  • 2018年2月7日

納豆

日本には「納豆時に医者いらず」という言葉がある。大豆発酵食品である納豆が健康にそれだけ良いという意味だ。だが韓国ではそれほど人気はなかった。納豆特有の粘る糸と臭いに拒否感を持つ人が多かった。

日本留学生と日本旅行を楽しむ一部マニアの食品だった納豆が大衆食品として定着している。この3年間で市場規模が3倍に拡大し、昨年は初めて300億ウォン(約30億円)を超えた。納豆の効能に注目して2005年に納豆事業に投資したプルムワンが市場を牽引している。

◇プルムワン、臭いのない納豆

プルムワンは2005年に系列会社のプルムワン健康生活を通じ「プルムワン有機農納豆」を発売した。韓国人の好みに合わせて開発した。零細輸入商が少量ずつ輸入して販売していた納豆市場に韓国の食品会社で初めて進出した。プルムワンの経営陣は世界5大健康食品に挙げられる納豆の人気がいつか高まるだろうと確信した。

2006年に25億ウォンの売り上げを出した。みすぼらしい実績だった。その年に出した新製品のキムチ納豆は販売が低調ですぐ生産が中止された。納豆売り上げは6年間足踏み状態だった。特有の臭いと質感は韓国の消費者になじまなかった。プルムワンはあきらめずに投資を続けた。2011年から雰囲気が変わり始めた。ウェルビーイングブームに乗り納豆の効能が知られ始めた。長寿国日本の秘訣が知られるようになり、腸の健康を助け、免疫力を高める健康食として納豆が注目され始めた。

プルムワンは雰囲気が変わるとすぐに生産ラインを増設した。特有の臭いを減らす工法を開発し、「ゆず納豆」と「黒酢コラーゲン納豆」など臭いを減らせるソースを開発した。売り上げも増えた。2014年に初めて売り上げ100億ウォンを超え、2016年には200億ウォンを突破した。昨年の売り上げは263億ウォンを記録した。今年は若い層を狙ってピリッとした味を強化した「わさび国産大豆生納豆」を出し消費層拡大に乗り出した。

◇市場規模300億ウォン超える

納豆は蛋白質、ビタミン、ミネラルなど豆の基本的な栄養をそのまま持っている。100グラム摂取するだけで牛肉76グラム、卵2個半と同量の蛋白質を得られる高蛋白食品だ。食物繊維と腸に良い乳酸菌も豊富だ。健康なおつまみ、負担がない夜食としても人気がある。

プルムワンが開拓した納豆市場は成長を続けている。市場調査機関リンクアズテックによると昨年の納豆市場規模は325億ウォンだった。2014年に100億ウォンだった市場規模が3年で3倍以上に成長した。プルムワンはこの市場で81%のシェアを持っている。プルムワンに続き大象、CJ第一製糖、オトゥギなど他の食品メーカーも参入している。

プルムワン食品のホ・テソン製品マネジャーは「納豆を食べ続けている消費者だけでなく、納豆になじみの薄い消費者を考慮し納豆特有の臭いが少ない種菌研究と多様なソース開発を通じ差別化された新製品を出していくだろう」と話している。