韓経:世界の証券市場暴落で急騰する為替相場、1ドル=1100ウォン目前に

  • 2018年2月7日

米国証券市場が急落した衝撃で外国為替市場が揺れ動いた。米国の基準金利引き上げ速度が速まるだろうとの見通しが浮上し、為替相場は1ドル=1100ウォン台を目前にすることになった。危険資産忌避現象がウォン安をあおっているという分析だ。

6日のソウル外国為替市場で為替相場は前日より3ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1091.50ウォンで取り引きを終えた。取り引きは8.10ウォンのドル高となる1096.60ウォンで始まった。取引中には1098.60ウォンまでドル高が進んだりもした。昨年11月21日の取引時間中に記録した1099.90ウォンから2カ月半ぶりのドル高水準だ。ドルが短期急騰し輸出企業が輸出代金として受け取ったドルをウォンに替えるために市場にドルを放出し、取り引き終盤にはドル上昇幅が減った。

為替相場は前日も米国の国債金利上昇の余波で取り引き時間中に一時10ウォン以上のドル高となった。先月25日に記録した年初来安値の1058.60ウォンと比較すると10日ぶりに33ウォン上昇した。

安全資産選好の雰囲気が広がりこの日のウォン・円相場も100円=1002.62ウォンを記録した。前日の989.59ウォンより13.3ウォンのウォン安円高となった。円相場が1000ウォンまで上昇したのは昨年10月19日の1001.19ウォンから4カ月ぶりだ。この日一時1011ウォンまで円高が進んだりもした。

為替相場はこれまでウォン高傾向が続いていた。経常収支黒字と外国人投資家の株買いが続き昨年11月にウォン・ドル相場が1100ウォン台を下回った後、今年に入ってからはほぼ1060~1070ウォン台で推移していた。

だが米国の雇用指標が改善され状況が変わった。物価上昇圧力が大きくなり米連邦準備制度理事会(FRB)が金利引き上げにスピードを出すだろうという観測が広がった。その結果ドルが急騰した。特にニューヨーク証券市場で投げ売り現象が広がり、韓国の株式・債券価格が一斉に下がりウォンも急落し始めた。

サムスン先物のチョン・スンジ研究員は「危険資産忌避心理が拡散した。ウォンをはじめとする新興国通貨が下落圧力を受けた」と話した。市場ではウォン・ドル相場が1100ウォンを超える可能性も身長に予測している。当面はドル急騰にともなう利益確定売りで1100ウォン突破は容易でないが、外国人投資家の株売りが続き米国が金利引き上げにスピードを出せばドルが1100ウォンを超える可能性があるということだ。