韓経:韓国への外国人留学生が約12万人…3年連続急増の訳は

  • 2018年2月6日

最近のバラエティ番組で常連のように登場する「キャラクター」の一つは外国人留学生だ。それだけ数が増えたという傍証だろう。昨年、韓国における外国人留学生増加率は19%で歴代最高を記録した。3年連続の増加だ。「韓流」ブームと大学の積極的な留学生誘致政策が重なった結果だ。だが、韓国は依然として外国人留学生から留学先としてそれほど高い評価を受けることができない点は克服するべき課題だ。

◆外国人留学生、3年連続増加

5日、韓国教育部と国立国際教育院などによると、国内の外国人留学生数(昨年4月基準)は12万3858人だ。前年比18.8%増となった。10年前の2007年(4万9270人)と比較すると2.5倍ほど増加したことになる。留学生規模は2011年をピークに2014年まで下り坂をたどった。2015年に増加に転じてからその翌年は10万人を越え、昨年までで3年連続「プラス」成長を続けている。

国籍も多様化した。韓国に1000人以上の留学生を送り込んだ国の数は2007年の時点では6カ国(中国、日本、ベトナム、モンゴル、米国、台湾)に過ぎなかったが、この10年で12カ国に増えた。ウズベキスタン、フランス、インドネシア、マレーシア、パキスタン、ロシアなどが加わった結果だ。カナダ(928人)、ドイツ(877人)も1000人に迫っていることが分かった。テレビ番組に幅広い国籍の留学生が登場している背景だ。

留学生の増加原因としては大学の生存熱望がまず挙げられる。「人口絶壁」で新入生数の減少が避けられない情況であるばかりか、韓国政府の長期にわたる「半額登録料」政策のために海外に目を向けざるをえなかった。「漢江(ハンガン)の奇跡」と呼ばれる韓国の経済発展モデルが誘引効果を発揮しているという分析もある。ベトナムやモンゴルなど、開発途上国出身の留学生が増えた理由だ。国立国際教育院関係者は「韓流ブームjも核心要因の一つ」と述べた。

◆外華内貧…「韓国は依然として二流留学地」

急増はしているものの、内幕を覗いてみると問題が山積しているという指摘がある。専門家は韓国が外国人留学生の間では「二流」あるいは「三流」として扱われている点を最も懸念している。教育部関係者は「ベトナムだけとっても、優秀高校の上位圏卒業生のうち30%は英米圏の主要大学や日本、オーストラリアの大学を志望する」とし「韓国は過熱競争の結果、誇大広告が横行し、これに伴う被害が続出している状況」と指摘した。

大学が財政難に苦しめられた結果、留学生の誘致だけに集中して管理を疎かにしているという批判も多い。首都圏のA大学に在学中のある中国人留学生は「ポスターで紹介されていたキャンパス全景と実際の風景があまりにも違っている」とし「英語や中国語の講義もあまりなく、留学生の間で不信が高まっている」と教えてくれた。漢陽大のイ・ギジョン教授は「就職と連携させた留学生誘致が必要だ」と提案した。

留学生の増加が今後も続いていくかどうかは不透明だ。まず、昨年「THAAD(高高度ミサイル防衛体系)事態」で中国人留学生数が減少する可能性が高い。長期間の準備が必要な留学の特性上、昨年までは中国人留学生数が増えたことが明らかになったが、THAAD余波は今後数年間にわたって相当な影響を及ぼすことが予想される。

人口絶壁」が韓国だけのイシューでない点も障害物だ。日本、シンガポール、オーストラリア、カナダなど人口減少問題を抱えている先進国がさまざまな誘引策を提示して留学生を吸い込んでいるからだ。オーストラリアは2008年に全体大学在籍生98万人中13万人が外国人だった。日本も10年前に「2020年までに留学生30万人誘致」計画を発表して25万人(昨年末)を越えた。