拡大するピックアップトラック市場…現代車・ベンツ、新車開発に加勢

  • 2015年3月31日

自動車メーカーが次から次へとピックアップトラック市場に参入している。米国の景気がいち早く回復する兆しを見せながら米国市場に特化したピックアップトラックで勝負をかけるという戦略だ。ピックアップトラックは荷台部分に屋根がない中小型トラックで、米国が世界最大の市場だ。

メルセデスベンツは2020年までに中型ピックアップトラックを出す計画だと最近発表した。ベンツがピックアップトラックを出すのは1886年の創業以来初めてだ。ディーター・ツェッチェ会長は「ピックアップトラックは商用車でも乗用車でも使えるなど使い道が多く、世界市場でも潜在力が高い」として「安全で快適なベンツの特性をそのまま生かしたピックアップトラックで勝負する」と話した。

ベンツはルノー・日産グループと協力しながら日産のピックアップトラックであるナバラをベースにピックアップトラックを開発している。ナバラの昨年の米国市場での販売量は7万台でピックアップトラック部門1位のフォードF-150(75万台)や2位のゼネラルモータース(GM)のシルバラード(52万台)にははるかに及ばなかった。ベンツとルノー・日産は共同でピックアップトラックの競争力を高める計画だ。

現代(ヒョンデ)自動車は1月、デトロイトモーターショーでピックアップトラック型コンセプトカーのサンタクルーズをサプライズ公開した。これまで現代車は米国市場で売るに値するピックアップトラックがないというのが弱点として挙げられていた。現代車は今後、新築予定の米国の2工場(場所は未定)でサンタクルーズを基盤としたピックアップトラックとスポーツユーティリティー車(SUV)を生産することを検討している。2工場の稼動時期は2017年だ。

フォルクスワーゲンも南米やアフリカ、東南アジアで主に販売しているピックアップトラックのアマロックを米国市場に合うよう改造して早ければ今年中に発売する予定だ。