韓経:【社説】「平昌を北朝鮮に“自由の味”を知ってもらう機会にしよう」

  • 2018年1月19日

平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)に南北選手団が朝鮮半島旗を前面に出して共同入場することになった。北側から参加する選手は10人余りだが、芸術団やテコンドー師範団、朝鮮総連まで含めた応援団などで500人余りがやってくる。北朝鮮が平昌五輪を「金正恩(キム・ジョンウン)体制の北朝鮮広報舞台」とみなそうとしているのではないかとの懸念が出ている理由だ。

長期間にわたって核脅威の対峙が続く渦中で、南北が決めた「ビッグショー」を我々はどのように活用するべきだろうか。平和と和合というオリンピック精神を世界に鼓吹し、韓半島(朝鮮半島)もそのような道に歩んでいこうとする努力の一環と言うべきだが、北核という根本的な危険を忘れてはいけない。また「閉じられた社会」北朝鮮に人類の普遍的価値を伝える意味ある契機にもしていくべきだ。

そうした点で開幕式の共同入場に対するホワイトハウスの論評が注目される。「北朝鮮に小さな『自由の味』を知ってもらえるよう期待する」というサラ・ハッカビー・サンダース報道官の言及は韓国政府が心に刻んでおくべき言葉だろう。我々は北朝鮮の核とミサイルという恐るべき危険の解消に汲々としてきたし、今後もそうするだろう。だが、自由や人権など人類の普遍的価値を北朝鮮に伝えて履行するよう求める努力を疎かにしていなかったかどうか、骨身にしみるほど反省しなければならない。

北側の人権蹂躪(じゅうりん)と飢餓、各種統制を考えれば、「小さな自由」ではなく「全面的な自由」を北朝鮮住民が享受できるようにする時代的責務が我々にある。平昌五輪のさまざまな南北行事が北朝鮮の人権改善と別に行われて「韓国内葛藤」を誘発しないように政府の考え抜かれたアプローチが必要だ。北朝鮮政策も核廃棄という安保とともに人権問題も含めた2本の軸で動くべきではないか。遅まきに制定された北朝鮮人権法に明示された、北朝鮮人権財団のような国家機構も早期に発足させるべきだ。