韓経:来年の韓国経済「2大課題」…貿易の障害突破・持続可能な経済構築

  • 2017年12月22日

「保護主義の拡散により発生した貿易の壁を突破しながら持続可能な経済構造を構築することが韓国が来年解決しなければならない2大課題です」

対外経済政策研究院のヒョン・ジョンテク院長は21日、「2018対内外景気・金融市場大予測セミナー」で「世界的に保護主義が広がり、世界貿易を萎縮させている」とし、このように話した。

ヒョン院長は「主要国家の関税率は下落しているが、反ダンピング関税、貿易の技術的障害(TBT)など非関税の壁を活用した保護貿易が強化されている」とし、「新たに追加された貿易制限措置が2010年の267件から2016年には855件に急増した」と説明した。

米国と中国が韓国を相手に「サンドイッチ貿易圧迫」を行っている点も悩みの種だ。ヒョン院長は「米国は韓米間の通商不均衡と為替レート問題を関連づけており、中国はTHAAD(高高度ミサイル防御体系)報復のように外交・安保問題を通商と結びつける」とし、「このような状況では自由貿易協定(FTA)をよく活用することが突破口になる可能性がある」と話した。

続けてヒョン院長は「韓米FTAは手続きにより再協議を進めながら民官合同で戦略的対応をしなければならない」とし、「政府が市場規律を害さない範囲で為替レート管理に出るのも方案」と付け加えた。

世界の工場役割をしてきた中国が、今までの輸出指向的成長戦略から抜け出し、内需中心に政策方向を転じたことも大きな変化要因として挙げた。ヒョン院長は「鉱工業からサービス業中心に中国の産業構造が再編され、中間材と投資材の輸入が減っている」として「これは韓国に大きい打撃になる可能性がある」と診断した。

ヒョン院長はこのような危機的状況の中で韓国が持続可能な経済構造を構築するためにはサービス産業の育成が必要だと強調した。ヒョン院長は「韓国のサービス産業の生産性は経済協力開発機構(OECD)国家平均に大きく及ばない」とし、「中小企業の成長を促進し、第4次産業革命に対する対応を強化しなければならない」と話した。彼は「新しい技術・サービスを自由にテストできるように一定期間規制を免除する『規制サンドボックス』の導入が一つの解決策になることができる」と付け加えた。