韓経:中国メディア「3不の約束守るべき」…文大統領「THAADとは別に新しい時代を」

  • 2017年12月12日

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日、THAAD(高高度防衛ミサイル)に関する中国側の3不(No)要求に対し、「THAAD問題は別に解決していきながら、経済・文化、政治・安保、人的交流・観光など分野で両国間に新たな25年の時代を開いていくべきだ」と述べた。3不原則は▼THAAD追加配備反対▼米ミサイル防衛システム(MD)編入反対▼韓日米軍事同盟反対--を意味する。

文大統領は13-16日の訪中を控え、中国国営放送CCTVのインタビューに応じてこのように語った。CCTVのインタビューは8日に青瓦台(チョンワデ、大統領府)で行われ、同日夜に現地で放送された。

◆「3不」約束履行要求に即答せず

CCTVは「中国には『言必信 行必果』という言葉がある。言葉には必ず信用があり、行動には必ず結果がなければいけないという意味だ」とし「韓国政府は3不を述べたが、どのような方向で努力するというのか具体的に話してほしい」と質問した。

これに対し文大統領は「THAADに関する韓国の立場は過去から韓国が守ってきた立場を述べたものだ。THAAD問題は別に解決しなければいけない」と即答を避けた。続いて「そのような立場についてお互い深い理解を形成したのが10月31日付の両国間の協議だったと考える」とし「(THAADに関連し)お互い相手の立場を考えながら一度に解決できない問題は時間を置いて解決していく知恵が必要だ」と話した。

中国最大の放送局であり国営放送のCCTVが文大統領に3不原則の履行を強調したのは、10月31日の「韓中関係改善協議」でTHAAD問題を「封印」することにしたが、中国高位層がTHAAD問題に不満を表しているのと無関係ではない。しかし文大統領はこの日、THAADは別の問題だと明らかにし、逆に中国側が「10・31協議」の履行を強調したという分析が出てくる。

文大統領と中国の習近平国家主席は14日に首脳会談をした後、合意事項を入れた共同声明を採択しないことにしたと、青瓦台はこの日明らかにした。THAAD協議にもかかわらず中国側がTHAADについて持続的に問題を提起する状況で、共同声明に両国間の異見が露出するリスクを遮断しようということだ。

◆「闇が濃いほど夜明けは近い」

文大統領は「韓国は北のミサイル、特に高高度ミサイルに対して自主的に防御できる手段を持っていない」とし「中国の安保的利益を侵害することがないよう留意し、米国からも何度か確約を受けた」と説明した。文大統領は「中国に一回生、二回熟、三回老朋友(1回目は他人、2回目は知人、3回会えば友人になる)という言葉がある」と述べ、習主席との3回目の首脳会談を控えて長い友人関係になりたいという意向も表した。

北朝鮮については「経済的にも遅れをとったそのような国が核を一つ持つだけで安保を守れると考えるのは妄想」と強い語調で批判した。文大統領は「北は核だけが自分たちの安保を守ると信じているようだ」とし「過去に南北関係が良かった時期に北は安保上いかなる脅威もなかった」と述べた。続いて「闇が濃いほど夜明けが近づいていると信じる」とし「韓国と中国が緊密に協力していきながら夜明けを操り上げる努力を共にすることを期待する」と述べた。

◆「韓中間サービス分野の協力を拡大すべき」

文大統領はTHAAD・北核問題の中でも韓中間の経済協力は持続するべきだと強調した。文大統領は「今後サービス分野でも協力を拡大していき、両国間でお互い投資を拡大していきながら共同で繁栄する必要があると考える」と述べた。両国は韓中自由貿易協定(FTA)サービス分野での交渉を控えている。