現代・起亜車、3月米国販売「史上最高」…鄭夢九会長の「正面突破」通じる

  • 2015年4月3日

現代(ヒョンデ)・起亜自動車が先月、米国市場で月別基準史上最高の販売実績を上げたのは「鄭夢九(チョン・モング)会長効果」だと分析されている。鄭会長は市場状況が困難な時ごとに果敢な勝負の賭けに出て危機を正面突破してきた。鄭会長は1998年、米国市場で販売量が9万台まで落ちると翌年「10年10万マイル保証プログラム」を導入し販売拡大の突破口を開いた。昨年は現代・起亜車の米国市場占有率が8%以下に下がると今年初めから強力なドライブをかけて史上最高の販売記録を打ち立てた。

◆鄭会長「勝負の賭け」通じる

現代・起亜車が米国市場で占有率8%を超えたのは2011年だ。当時8.9%を記録した。2012年と2013年もそれぞれ8.7%と8.0%の占有率でマジノ線として8%台を守った。だが昨年は7.9%に落ちた。月別では昨年12月と今年1月にそれぞれ7.3%と7.2%まで下落した。円安とユーロ安で価格競争力が脅威を受けたせいだ。一部では現代・起亜車に危機が迫っているとの診断まで出てきた。

鄭会長は年初から役員に正面勝負することを強く注文した。そして直接、米国市場の陣頭指揮に乗り出した。彼は先月24日から27日まで米国の現代車アラバマ工場、起亜車ジョージア工場、メキシコ工場の建設現場を訪れて役員を指導した。鄭会長は米国法人の役員に「今年のユーロ安、円安、ピックアップ市場の拡大など三重苦により米国市場で米国・欧州・日本の企業によるはさみ撃ちが予想される」として「こんな時ほど私たち独自の強みを生かして果敢な勝負の賭けに出なければならない」と強調した。

鄭会長の注文に現代車および起亜車米国法人は無利子ローン期間を48カ月から60カ月に増やしてディーラーに提供するインセンティブも拡大した。結果は月刊販売機録の更新につながった。

◆米占有率8%中盤への回復期待

先月米国市場で販売が大きく伸びた車は現代車ではジェネシスとエラントラ(韓国名アバンテ)、起亜車ではソレントとセドナ(韓国名カーニバル)などだった。現代・起亜車はこのうちジェネシスの販売急増に鼓舞されている。ジェネシスは先月2414台が売れて昨年3月よりも141%増加した。現代車関係者は「ジェネシスのような高級車がたくさん売れれば現代・起亜車のブランド価値が高まる」として「収益性が高まるのはもちろんほかの車種の販売拡大にもつながる」と説明した。ほかの車種の増加率はエラントラ45%、ソレント16.9%、セドナ398.4%などだった。

現代・起亜車は今年、米国市場での販売目標を昨年よりも8%増やした141万台としている。韓国自動車産業研究所が観測している今年の米国市場での新車販売規模1683万台を考慮すれば8.4%水準の占有率だ。

現代・起亜車は、最近市場条件が変化している上に鄭会長のドライブが効果を出しながらこれよりも高い占有率も可能だと期待している。昨年よりもウォン安になり、昨年末にソレントの新車販売を始めたのに続きエラントラ・K5・ツーソン・スポーテージなど4種の新車を投入する計画だという点を根拠に上げている。鄭会長は特に「過去、困難な時ごとに革新的な戦略で危機を突破してきたし、このような経験に基づいて米国市場の成長率を超える成果を創り出す」としながら役員に自信を与えている。