韓経:「井の中」のソウル大、海外では40位

  • 2017年12月5日

「海外セミナーで会った外国の教授に『SNU(ソウル大の英表記略称)にいる』と紹介したところ『いつシンガポール大に移ったんだい』を言われた。SNUがシンガポール大の英表記略称(NUS)だと思ったようだ」。

ソウル大経済学部のある教授が「どこへ行って言うのも恥ずかしい」と打ち明けた経験談だ。この教授は「NYU(ニューヨーク大)、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)、LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)のように海外有名大学は英表記の略称だけでその存在感を知らしめるが、ソウル大はそうではない」とし「ソウル大の看板を掲げて海外経済学界で名刺を出すのが大変だ」と語った。

ソウル大経済学部は自他共に認める韓国経済学界「ナンバー1」だ。だが、海外に行くと話は変わる。

英国の大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ(QS)」が公表していることしの世界の大学の経済学科ランキングを見ると、ソウル大は40位だ。シンガポール国立大(20位)、香港科技大(24位)、東京大(30位)、北京大(32位)などアジアのライバル校に押されている。

ソウル大経済学部はソウル大の平均にも及ばない。ソウル大は経営・社会科学分野で総合28位に入った。経済学部が足を引っ張っている形だ。

「井の中の蛙」という危機感が大きくなり、ソウル大経済学部も自己救済策づくりに出た。来年選抜する2019学年度の大学院新入生から現行修士課程と博士課程の別をなくし、修士・博士の統合課程を運営していくことにした例が代表的だ。これは十分に学識を備えた博士を育てていこうとする試みの一環だ。ある教授は「現在、ソウル大経済学部大学院は修士課程が中心」としながら「きちんとした博士プログラムがないも同然」と話した。海外有名大学のほとんどは修士・博士統合課程を運営し、この課程を通じて母校出身の博士を育てている。

反面、ソウル大はそうではない。博士過程が不十分で、優秀な修士卒業生は海外留学をすることが常だ。ソウル大経済学部でさえ、ソウル大博士出身の教授が一人もいない。

ソウル大経済学部は韓国経済の現実に無関心だという批判を意識して「韓国版NBER」(後述)の新設も進めている。来年に「国家経済革新センター」(仮称)を設置して、理論だけでなく融合研究を通じて実物経済を分析して発展戦略を提示する計画だ。NBERは米民間団体の全米経済研究所(The National Bureau of EconomicResearch)の略称だ。