韓経:【コラム】グローバル分業に再び活気…韓日中間の貿易に火が付いた(1)

  • 2017年11月29日

◇世界の貿易量増加をどのように見るのか

世界の貿易量が急速に回復している。貿易が構造的沈滞期を迎えたという国際機関の分析や見通しとは相反する。原油価格やドルも大きな変動性を見せずにいる。何より一時鈍化していたグローバルバリューチェーン(GVC)にともなう分業構造が再び活発になっている。インターネットやネットワークで形成される新たな製造業形態が光を見ている。特に韓国と中国、日本からうかがえる3カ国間の貿易量増加は新北東アジア協力体制を予告している。こうした状況が果たして構造的なのか一時的なのか疑問は依然として残る。現在の世界的な貿易現象をどのように読むべきか。

オランダ政府の経済政策分析局(CPB)は24日、7-9月期の貿易量が前年同期比5.1%増加したと発表した。6年半ぶりの大幅増加だ。2008年の金融危機以降、突然の貿易量増加を除くと10年ぶりの伸びという。国際通貨基金(IMF)も今年の貿易量が4.2%増えると予想した。

もちろんこうした貿易増加は中国をはじめとする新興国の貿易増大から始まる。中国政府が22日に発表した資料によると、10月までの貿易額は22兆5200億元(約380兆4516億円)だ。

前年同期比15.9%増加した。貿易黒字が17.8%減ったのも特異だ。先進国も大きく回復した。特にドイツとイタリアの成長率が目覚ましい。CPBは全貿易量増加率が今年は世界経済成長率の3.6%(IMF見通し)を上回ると予想した。経済成長が貿易量を上回る「スロートレード現象」から抜け出すという分析だ。

韓国の輸出も驚くほどの増加傾向だ。8月までの輸出額は前年同期比16.4%増の3751億ドルだ。2015年以来の世界輸出6位を回復するという期待もある。

◇アジア諸国間の貿易が活発

何より韓国、中国、日本などと東南アジア諸国連合(ASEAN)の貿易が非常に活発という点が注目されている。世界貿易量で韓日中3カ国の貿易量は25%だ。東南アジアを合わせると40%を超える。これらの国同士の貿易が活発になっている。もちろん欧州諸国間の貿易量よりはるかに大きい。GVCに基づく垂直系列化を構築した。GVCはひとつの商品を生産するためにさまざまな国の産業が投入されそれぞれ付加価値を創出する構造だ。韓国は早くからグローバルネットワークを活用して垂直系列化を構築してきた。既存の韓国と中国、日本中心の北東アジア分業構造がこうしたバリューチェーンだった。

学界では1997年の通貨危機以降にアジアでこうしたグローバル分業構造がいち早く形成されたことに注目する。日本の電子産業が韓国に遅れを取ったのもこうしたグローバルバリューチェーンにしっかりと適応できなかったためという指摘もある。最近ではドイツやフランスなどがチェコやポーランドなど東欧諸国と協力してグローバル分業構造を確保している。

この分業構造は数年間まともに作動していなかった。グローバル貿易量が鈍化し中国が自国内供給を表明してからだ。だが国際原油価格が回復し、グローバル輸送が安定化して再びグローバルバリューチェーンは作動し始めた。