韓経:再び上昇するDRAM価格…今度は「PC特需」=韓国

  • 2017年11月27日

上半期に急上昇の勢いを見せた後、下半期に入り一息ついているDRAM価格が再び上昇している。

スマートフォンとサーバー用DRAM需要が堅調な中でしばらく静かだったPCで大幅な需要が起きているためだ。半導体好況が来年上半期までは順調に続くという見通しが出ている。

市場調査会社DRAMエクスチェンジが26日に明らかにしたところによると、先月末のDRAM固定取引価格(DDR4・4ギガビット基準)は前月比7.69%上昇した3.5ドルを示した。7月から2カ月間停滞していた価格上昇が再開したのだ。昨年6月の1.3ドルに比べ2.5倍ほどに上がったDRAM価格が再び大幅に上昇したのは当初価格調整期が続くだろうとしていた半導体業界の予想を上回るものだ。

NAND型フラッシュ価格(128ギガビット、マルチレベルセル基準)は9月末に前月比3.11%下落し17カ月にわたった上昇を終えた。10月も同水準を維持した。半導体業界関係者は「先月からPC関連のDRAM需要が強く上がってきている。予想していなかった需要増加に供給量を手当てするのに追われている」と話した。

一時DRAM価格に絶対的影響力を行使したPC用市場はこの数年間明確に退潮する姿を見せた。スマートフォン発の需要が急増しPC用DRAMの割合が減り続けていたためだ。2012年に半分以下に落ち込んだのに続き、2014年にはモバイル用に1位の座を渡した。

ここにサーバー用DRAM需要が増え今年の全市場で占める割合は20%以下に落ちる見通しだ。サムスン電子とSKハイニックスなど主要半導体メーカーが今年に入りPC用DRAM生産ラインを付加価値が高いサーバー用DRAMラインに転換している理由だ。

だが最近になりPC用DRAM市場は予想より好調を示している。市場調査会社DRAMエクスチェンジとガートナーなどによると今年のDRAM需要は16億ギガバイト(GB)に近いが供給は15億GB前後で需要が供給を大きく上回っている。

PC需要は大きく増えていないが、PC1台に使われるメモリー半導体が大幅に増加しているためだ。ガートナーによると2012年から5年近く4GB後半で停滞していたPCの平均DRAM搭載量は今年4-6月期には5.1GBに増えた。来年には5.7GBまで高まると予想される。インターネット検索機能などをスマートフォンに譲り渡した代わりにPCの主要用途に浮上したゲームのためだ。

昨年大人気を呼んだシューティングゲーム「オーバーウォッチ」の推奨仕様は6GB、今年同時接続者新記録を更新した「バトルグラウンド」の推奨仕様は8GBだ。来年には推奨仕様が12~16GBに達するPCゲームが発売される予定だ。

ゲーム用需要が増えDDR4・8GBの韓国国内販売価格は1月の6万7000ウォンから先月は一時9万9000ウォンまで急騰した。これはスマートフォン市場は停滞したがスマートフォン当たりのメモリー半導体搭載量が増え半導体好況を開いた昨年下半期の様相と似ている。

昨年スマートフォン当たり1.8GBだったDRAM平均搭載量は今年2.2GBに増え、来年には2.5GBに達する見通しだ。スマートフォンとPC市場の停滞と関係なくDRAM需要が構造的に増えているという話だ。サムスン電子関係者は「グラフィックなどソフトウェアの性能向上とユーザーのメモリー保存容量拡大要求が半導体需要を牽引している」と説明した。