韓経:韓国、「芸能企画事務所vs放送局」コンテンツ領域破壊で大激突(2)

  • 2017年11月23日

YGエンターテインメントが自社制作したバラエティ番組『ミックスナイン』。(写真提供=YGエンターテインメント)

◆視聴者と手を組んだ放送局の「逆攻勢」

放送局はことし前半期に歌謡界を席巻したアイドルグループ「Wanna One(ワナワン)」ブームから新たな可能性を見出した。CJ E&Mは最近、中小の芸能企画事務所を相次いで買収したことに続き、音楽チャネルMnetのオーディション番組『プロデュース101 シーズン2』を通じてボーイズアイドルグループWanna Oneをデビューさせた。同番組は練習生101人のうちアイドルグループのメンバーとしてデビューする11人を視聴者が直接選ぶ。

これまで芸能事務所が新人アイドルグループを時間をかけて育ててデビューさせるよりもはるかに大きな波及効果を上げている。KBS(韓国放送公社)も先月末公開したオーディション番組『THE UNIT』に大きな期待を寄せている。

文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は「視聴者は制作が終わった文化商品より、自分たちにも選択権が与えられる半製品を好み始めた」とし「放送は大衆とリアルタイムで疎通し、参加を引き出すことができるため大きな影響力を発揮する」とコメントした。

◆グローバル企業へ成長競争

外注制作ドラマを放映する役割に留まっていた放送局が今ではドラマも制作するようになった。ドラマ制作を「アウトソーシング」ではなく「インハウス(in house)」で行うということだ。CJ E&Mは子会社スタジオドラゴンを通じてドラマ『鬼<トッケビ>』『シグナル』などを相次いで成功させた。

グローバル市場の進出も目前にしている。1420億ウォン(約145億円)かけて米国のアマゾン、Netflixなどと提携して海外ドラマ事業を推進する。昨年、KBSはKBSメディア、KBSNと共に400億ウォンを出資して放送製作会社モンスターユニオンを設立した。芸能事務所サイダスHQの元本部長だったパク・ソンヘ氏を代表に迎えた。同社はドラマ『最高の一発』などの放送に続き、来年にはウェブトゥーンで人気を集めた『ドリームサイド』をドラマとして制作する。CJ E&M関係者は「グローバル企業に対抗できるほどの見応えのあるコンテンツを確保する競争が始まった」と説明した。