韓経:韓国、「芸能企画事務所vs放送局」コンテンツ領域破壊で大激突(1)

  • 2017年11月23日

オーディション番組『プロデュース101 シーズン2』を通じて結成されたアイドルグループのWanna One。(写真提供=CJ E&M)

『プロデュース101 シーズン1』『Show Me The Money』 『UNPRETTY RAP STAR』…。音楽オーディション番組で有名なハン・ドンチョルPDがCJ E&M時代に手がけた代表作だ。韓国の大手芸能企画事務所YGエンターテインメントはことし5月、ハンPDを電撃的に迎えた。その後6カ月でYG初のオーディション番組『ミックスナイン』を作り出した。

ハンPDだけではない。YGは10人余りのPDを相次いで迎えた。4月にはドラマ制作会社「YGスタジオプレックス」を設立し、ドラマ『善徳女王 -The Great Queen Seondeok-』『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』を手がけたパク・ホンギュンPDもスカウトした。放送局も企画事務所のようにタレント・歌手有望練習生を発掘し、外注製作に任せきりだったドラマも自社制作して逆攻勢をかけている。韓国ではコンテンツ企画・製作・販売など段階別に分業化されていたコンテンツ市場が一つに統合されながら無限の競争が本格化した。

◆コンテンツ制作に乗り出した芸能企画事務所

市場の変化に最も速く乗っているのは大手芸能企画事務所だ。音盤産業が停滞し、アイドルグループの人気が短命化している中、新たな突破口が切実なためだ。

SMエンターテインメントはことし3月、企画事務所のMYSTICエンターテインメントの株式28%を取得して最大株主になった。子会社のSM C&CとMYSTICの映像コンテンツ事業部門を連係させて『SM×MYSTICの雪だるまプロジェクト』などのバラエティ番組を制作している。

FNCエンターテインメントは昨年、ドラマや芸能を制作するFNCアドカルチャーを設立した。ドラマ『シークレット・ガーデン』を手がけたシン・ウチョルPDと『私はチャン・ボリ!』を執筆したキム・スンオク作家も迎えた。20%以上の視聴率を記録して先月放映終了したドラマ『姉は生きている』もFNCアドカルチャーの作品だ。

このような流れは海外市場で起きている「コンテンツビッグバン」現象と重なる。Netflix(ネットフリックス)が『ハウス・オブ・カード 野望の階段』など自社制作した「オリジナルコンテンツ」で新たな市場を作り出したことが契機になった。これに刺激されたアップル、フェイスブックなども最近オリジナルコンテンツの制作に先を争って乗り出している。