韓経:<韓国地震>地質基礎研究不足…続く余震に不安(2)

  • 2017年11月17日

◇梁山断層の他に隠れた伏兵多い

韓国でも1994年から長さ190キロメートルに及ぶ梁山断層を中心に活動性断層に対する研究を進めているが、地中の情報は非常に不足している。政府は昨年慶州地震が起きてから5年間、493億ウォンを投資して梁山断層を含む釜山・蔚山など東南権断層調査を始めたが、これさえも活性断層地図の完成予定は2041年だ。

専門家は梁山断層以外の断層帯でも地震が起きる可能性はいくらでもあると懸念している。忠清北道沃川(チュンブク・オクチョン)の東側や忠清南道公州(チュンチョンナムド・コンジュ)、首都圏の京畿道南陽州(キョンギド・ナミャンジュ)にも北東と南西方向に大規模な断層帯がある。

韓半島に主に影響を及ぼす太平洋プレートではなくインドプレートが韓国の地殻構造に影響を及ぼすことも変数だ。他の地域もこのような十分な力(応力)が蓄積され、急激にエネルギーが発散されて大型地震が起こる余地があるためだ。韓半島で起きた地震を分析すれば他の地域でもM7.0以上地震が起きるおそれがあるというのが専門家らの分析だ。過去100年間、大型被害を及ぼすM6.5の地震は一度も起きていないが、基準を2000年間に拡大すれば状況は変わる。歴史学者や地震学者などが過去の記録に基づいて地震規模を推算した結果、779年3月に新羅の慶州で100人が死亡した地震はM8~9の強震だった。1681年の朝鮮粛宗7年にも江原道襄陽(カンウォンド・ヤンヤン)近海でM7~8と推定される地震と共に津波が発生した。

◇西海(ソヘ)、東海海中の津波被害の懸念大きい

東海(トンへ、日本名・日本海)と西海の海中は断層の位置さえ知る術がない。だが、東日本大地震後の2013年6~8月の2カ月間、忠清南道保寧市(ポリョンシ)西南側の全羅北道群山市(チョルラブクド・クンサンシ)の於青島(オチョンド)近隣海域でM0~3.9の地震が計100回余り発生した。ことし7月には蔚山東区(トング)の東側52キロメートルの海域でM5.0の地震が起きた。海で起こる海底地震は津波の被害につながるおそれがある。堆積層が多い西海地域は地震津波に脆弱だ。

海外先進国は科学者が正確な地震災害分析のために一カ所に集まり、自分たちが研究した値を出して合理的な答えを求める。地震災害を予測するためにはM4の地震が100回起きた時、M5とM6は何度起きるかを計る値など、多様な研究結果が必要だ。韓国にはこのような値を出すことができる学者がまだ10人もいない。経験のあるベテランの教授が相次いで引退している上に後に続く30~40代の学者が非常に不足しており、十分な経験を積めていないためだ。