韓経:平昌五輪期間に国連休戦決議を引き出した韓国文体部長官

  • 2017年11月16日

「北朝鮮が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)に出場する可能性があると考えています。北朝鮮が参加すれば今の対立局面も平和的に転換することができるでしょう」

韓国の都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官は14日(現地時間)、米国ニューヨーク・マンハッタンで韓国経済新聞とのインタビューに応じ、「北朝鮮選手が国際大会の予選に出場して出場権を獲得している」と述べた。

都長官は「北朝鮮が参加すれば平和オリンピック、安全オリンピックになるだろう」とし「世界のメディアが北朝鮮に注目しているのでオリンピックの興行にも多いに役立つ」と強調した。北朝鮮フィギュアスケートのヨム・デオク-キム・ジュシク・ペアはことし9月、平昌五輪本戦に自力で進出した。また、来年1月に最終予選が開かれるクロスカントリーとショートトラック種目にも北朝鮮選手の参加が予想されている。

都長官は前日に国連総会で決定した休戦決議案の採択を支援するために、政府代表団首席代表として11日にニューヨーク入りした。都長官は「北朝鮮と交渉しているか」という質問に「国際オリンピック委員会(IOC)の要請で交渉窓口はIOCで単一化している」とし「北朝鮮が来年1月末までに意志を示せば参加は可能」と説明した。

3日間の平昌五輪広報行事に飛び回っていたため目が回るほど忙しかったという都長官は「平昌が休戦ラインからどれほど離れているのか質問する外国記者が多かった」と話した。都長官は「北核のために一部の欧州国家が参加しないのではないかという心配があるようだが、これは事実と異なる」とし「安全を理由に不参加の可能性を検討する国家はひとつもない」と述べた。また「今まで主要国を含めて31カ国の首脳、42カ国の長官級要人が出席意思を明らかにしている」と伝えた。

最高の人気種目であるアイスホッケーに北米アイスホッケーリーグ(NHL)の選手が参加するかどうかは今も協議中だと伝えた。都長官は「選手が家族宿舎、安全保障など多くの要求をしてIOCが苦心しているようだ」と説明した。

都長官は中国との関係回復についての話が出ると「オリンピックの成功に多いに役立つだろう」と述べた。そのうえで「中国は次期冬季五輪開催国として、今回の閉幕式の公演にも一部参加することが決まっているが、韓中関係がずっと冷え込んでいたらおかしなことになっていたに違いない」と説明した。都長官は「オリンピック入場券107万枚のうち33%が前売りに出されたが、中国人が購入したのは3000枚だけ」としながら「関係の正常化によって、今後、中国人の前売り販売が大きく増えるとみている」と期待をのぞかせた。

都長官は今月19日で就任5カ月を迎える。最も大変だったことを尋ねると、「主務長官として平昌五輪を無事に開催しなくてはならないということは最も大きなプレッシャーであり、今も解決するべき課題」と語った。

続いて「低迷している観光を活性化させていかなくてはならないが、中国との問題が解決する兆しがみえてよかった」とし「中国人観光問題も来月の韓中首脳会談を通じて解決していけるだろう」と予想した。

都長官は「観光客の多角化問題や低価格団体観光ではない、観光の質の向上なども重要な課題」と付け加えた。

都長官は「文化側では、公演がない時がある芸術家の特性を認める雇用保険を用意し、文化芸術家が基本生計を維持して創作に打ち込めるようにしていきたい」と強調した。都長官は『葵のあなた』を出版した登壇30年以上になる詩人だ。