韓経:現代・起亜車、5年以内に16種類の新エンジン出す

  • 2017年11月2日

現代・起亜自動車が2022年までに16種類の新型エンジンを出す。少なくとも2025年までは内燃機関車が新車販売の90%以上を占めるという予測に基づく戦略だ。燃費を改善して各国の環境規制に対応しながら、電気自動車などへの投資財源も蓄積するという計画だ。

◆2025年までは内燃機関が市場を掌握

現代車グループの関係者は1日、「2022年までに新しいパワートレイン(エンジン・変速機など動力系統)ブランドの『スマートストリーム』を搭載したガソリン10種・ディーゼル6種のエンジンと6種の変速機を新しく出す計画」と明らかにした。続いて「エンジンの名称も今後スマートストリームに統一することを検討している」と述べた。

また現代・起亜車は2020年までにエンジンの熱効率50%を達成するという目標も提示した。熱効率はガソリン・ディーゼルなど燃料が持つエネルギーを運動エネルギーに変える割合で、熱効率が高いほど燃費が良くなる。販売中のほとんどの自動車の熱効率はガソリンが35%、ディーゼルが40%ほどだ。トヨタ自動車が熱効率40%の2.5Lガソリンエンジンを出した昨年末、世界最高水準という評価を受けた。

現代・起亜車のスマートストリーム戦略方向は、燃費向上・排ガス低減などで環境性を高め、実用的な動力性能を改善することだ。こうした戦略は、少なくとも2025年までは世界の新車販売台数の90%が依然として内燃機関を搭載しているという独自の判断に基づいている。

現代車の関係者は「2025年ごろからは電気自動車や燃料電池自動車など新しい動力源の車が市場で意味のある比率を占める見込み」とし「その時まではエンジンの競争力を高めて販売台数を増やしながら、未来自動車開発のための投資財源を確保する考え」と説明した。

◆エコカー開発も併行

現代・起亜車は新しいエンジンを順に出しながら、同時にエコカー開発にも積極的に取り組む計画だ。2020年までにハイブリッド10車種(現在6車種)、プラグインハイブリッド11車種(現在4車種)、電気自動車8車種(現在3車種)、燃料電池自動車2車種(現在1車種)の計31車種を出す予定だ。このうちエンジンと変速機を搭載するハイブリッド・プラグインハイブリッド車種は新型スマートストリームパワートレインによる性能向上効果が期待される。

現代・起亜車は最近、スマートストリームエンジン3種と変速機2種を先に公開した。エンジンはガソリン1.6Lターボ直噴、ガソリン1.6L、ディーゼル1.6Lなどであり、変速機は湿式8速デュアルクラッチ変速機(DCT)と無段変速機(CVT)。来年発売予定の欧州戦略車種、起亜「シード」からスマートストリームパワートレインを順に適用する計画だ。

当面は内燃機関車と電気自動車を併行するという計画は、グローバル自動車企業も変わらない。メルセデスベンツとBMWは2025年の販売比率目標を内燃機関75%、電気自動車25%と設定している。フォルクスワーゲンも2025年の全体販売車種のうち4分の1を電気自動車とし、内燃機関の効率をさらに高める方針だ。