韓経:「THAAD報復」に泣いたロッテ・現代自動車、「限界状況抜け出すか」慎重に期待

  • 2017年11月1日

中国に進出した韓国企業は韓中政府が高高度防衛ミサイル(THAAD)対立を縫合し関係正常化に合意したことに大きな期待を示した。

「THAAD直撃弾」を受けたロッテの期待が最も大きい。ロッテ関係者は31日、「中国政府の顔色をうかがい撤退すら容易ではない状況だったが売却作業が弾みをつけられる。潜在的買収候補者も中国政府の態度変化を肯定的にみるだろう」と話した。同関係者は「中国ロッテマートは年内の売却が可能だとみている」と付け加えた。

ロッテ慶尚北道星州(キョンサンブクド・ソンジュ)のゴルフ場をTHAAD用地として提供し中国政府の主要ターゲットになった。これにより中国国内で112店を運営しているロッテマートは現在87店の営業を中断した状態だ。今年に入り9月までの売り上げ損失だけで6500億ウォンに達する。堪えきれずロッテは中国国内のロッテマート売却を推進している。

昨年末から工事を中断した瀋陽ロッテワールドプロジェクトと成都ロッテ複合団地プロジェクトも再開される可能性が大きくなった。ロッテは「瀋陽と成都ではホテル工事をしなくてはならないが作業をほとんどできなくなっている。予定通りに完工できるよう努力する」と明らかにした。

現代・起亜自動車は中国市場の段階的な販売回復を慎重に予想した。現代自動車関係者は「中国政府が公式に韓国製自動車の購入を妨げたものではないが、反韓感情のために販売が大きく減ったのは事実。中国の消費者に差別化した製品とサービスを提供するなど販売回復に向け努力する」と話した。現代・起亜自動車の中国国内販売は今年に入り9月までで70万2017台と前年同期比41.6%急減した。

現代自動車の鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長は中国市場を点検しブランド広報館である現代モータースタジオ北京の開館式に出席するためこの日出張の途に就いた。現代自動車は現代自動車ブランドの好感度を引き上げ中国の自動車メーカーと差別化するという戦略だ。

中国内の合弁工場設立が失敗に終わる危機に置かれていた双竜自動車もプロジェクト再開を期待している。双竜自動車は昨年10月に中国の陝西自動車と合弁意向書(LOI)を締結し、山西省西安市に完成車生産工場を設立する案を推進してきた。だが今年3月にTHAAD問題が拡大し合弁事業推進が中断された状態だ。双竜自動車関係者は「合弁事業議論の相手である西安市と陝西自動車がどのように出てくるか見守っている」と話した。

中国人売り上げ減少で打撃が大きかった化粧品会社も状況反転の契機になると見通した。4-6月期の営業利益が半減したアモーレパシフィックは免税店を中心に中国人売り上げ回復を期待した。中国に工場を作り海外事業を拡張中の化粧品ブランドショップ、トニーモリーも「現地でブランド認知度が高まり店舗だけでなく韓国訪問客の免税店売り上げも増加するだろう」と話した。

食品業界ではオリオンの期待が最も大きい。中国法人の上半期売り上げがTHAADの余波で前年同期比37.3%も減ったためだ。オリオン関係者は「THAADの余波が最も大きかった3~5月は大変だったが、チョコパイブランドの忠誠度が高く下半期に入り回復している。「韓中関係正常化を契機に市場シェアを高めるのに注力したい」と話している。