韓経:「韓国エンジニア、革新に強いが発明は不足」

  • 2017年10月27日

「韓国のエンジニアには革新(innovation)は見受けられるが発明(invention)は足りないのが事実です」

今月20日、ソウル大学工大の校庭で会ったフルーア(FLUOR)のヘンリー・キスター(Henry Kister)専任研究員は「変化のためには人材を養成する大学教育の変化が必要だ」と話した。韓国政府がエンジニアリング人材育成のためにソウル大学を中心に設立したエンジニアリング研究開発センター(EDRC)の招請で来韓した彼は、4日間にわたりSKイノベーション、GSカルテックスなど韓国精油会社の現場エンジニアを対象に講演した。

キスター研究員は精油・石油化学工場の核心設備である蒸留塔の設計と運営の世界的権威者だ。化学工学界のベストセラー教科書『蒸留3部作(デザイン、オペレーション、トラブルシューティング)』の著者で、30年にわたるエンジニアリング分野のコンサルティングの経験から「タワードクター(tower doctor)」の異名を持つ。グローバル・プラント施工会社フルーアに専任研究員兼技術理事として在職中だ。

キスター研究員は韓国のエンジニアの潜在力を世界最高水準だと評価した。既存のアイディアに従うのではなく新しく開発された技術をすぐに現場に適用して効率性を改善させる「追跡」能力に関してはどこの国も韓国を凌駕できないという説明だ。

しかし、「韓国のエンジニアはそれまでなかった新しいものを創り出した経験がない」という手厳しい指摘も同時に示した。工場をどうすればうまく作れるかは知っているが、なぜ作らなければならないのかというアイディアを提案できずにいるという主張だ。

キスター研究員は「韓国特有の強みは生かしつつ、長期的には設計経験を蓄積していくことが重要だ」と話した。

キスター研究員はスマート工場、電気自動車などの技術革命時代に石油産業が競争力を維持していく要件として「大学教育の革新」を強調した。彼は「米国でも蒸留塔がどのようなものか知らずに卒業する化学工学徒がいるほど」とし、積極的な産学協力の努力と実用的教育カリキュラムでの変化を求めた。変化を先導する模範事例としては米国のテキサスA&M大学を挙げた。