韓経:【コラム】政治新人ブーム、韓国ではなぜないのか(2)

  • 2017年10月20日

しかし、政治世代の交代はますます退行している。「3金」が一世代を享受する間、人材が成長しなかった。2000年代初め、政界に進入した386世代が今は50代の重鎮だ。彼らが3~4選を積む間、下の世代は押さえられて羽を伸ばすことができなかった。これは30~40代議員の数字にも立証される。選管委によれば、第17代に129人(43.1%)だった30~40代議員が第18代に95人、第19代に89人から第20代国会はせいぜい53人(17.7%)だ。

与党は「50代の重鎮」が、野党は「多選のオールドボーイ」が重なり合って進入障壁を高めたわけだ。若者の比例代表も政党のアクセサリーの水準だ。地域構図まで加えられ「ニューフェース」にはより一層狭い門だ。このような風土で欧州のように「ウィズキッズ(whizz-kid・優秀な若手)」の出現を期待することができるだろうか。

もちろん、若いからといってみんなが斬新なわけではない。急変する世界について着実に勉強し、未来志向的な考え方を持っていれば年齢は関係がない。だが、常態化した古い理念に閉じ込められ、既得権の維持に躍起になっている人々が政党ごとにとぐろを巻いている。いかなる公認方式を導入しても現役のプレミアムは不変だ。既得の権維持は与野党間の暗黙的な談合の領域だ。

そうしたことから国会議員「3選制限法」を真剣に検討する時だ。当選数が増えるほど派閥など作り、権力を利用した地帯の追求にこだわるのが普通ではないだろうか。小選挙区制は新人の登用を妨げ、地域の土豪を養成する通路に違いない。多選議員は派閥のボスのように振る舞いながら議事堂の一番後ろの列に座ってほかの事を考えている。職位が上がるほど無能になるという「ピーターの原理」を連想させる。米国上院で両党元老が一番前に座って議会政治を主導し、後輩が見て学ぶこととは対照的だ。

言葉だけで派閥清算、政治改革を云々するのではない。議員3線制限と特権縮小で解決できる。自治体長も3年再任に制限しているからできない理由がない。3線だけでも12年だ。斬新な新人に道を開けるのが本当の奉仕だ。先進国の新人ブームは韓国政界が深く探求しなければならない主題だ。なぜ「老いていく欧州」が国民の平均年齢より若い指導者に国を任せるのか。破壊的な革新が日常化する「加速の時代」に政治こそ例外になるわけにはいかない。

オ・ヒョンギュ/論説議員