韓経:カムドシュ元IMF総裁「韓国に深刻なシステム危機到来の恐れも」

  • 2017年10月11日

ミシェル・カムドシュ元国際通貨基金(IMF)総裁

ミシェル・カムドシュ元国際通貨基金(IMF)総裁が「韓国が通貨危機当時のように流動性不足に苦しめられる可能性は非常に低い。だが10年以内に深刻な様相のシステム危機に陥る恐れがある」と警告した。カムドシュ元総裁は通貨危機当時にIMF総裁を務め韓国に対する救済金融支援を総括した。

カムドシュ元総裁は通貨危機20年を迎え10日に韓国経済新聞とインタビューし、「韓国の急速な高齢化、振るわない企業構造調整、労働市場歪曲などが信管として作用する可能性がある」としてこのように話した。

カムドシュ元総裁は「韓国が通貨危機を成功裏に克服し期待以上のマクロ経済成果を出した側面は否定できない事実。それでも依然として金融と労働市場では改革成果が振るわない」と指摘した。特に「労働市場歪曲が深刻化され青年失業と不平等が加重されている。労働柔軟性を高めるための改革がなされなければならない」と付け加えた。続けて「通貨危機以降金大中(キム・デジュン)政権をはじめとする歴代政権の絶え間ない改革により韓国を劇的に変えたように、現政権も歴代政権の改革基調を受け継がなければならない」ともした。

彼は「2012年以降韓国の成長潜在力が低くなっているのもリスク要因。1997年当時のような方式の通貨危機が起きる可能性は低いが成長潜在力を高められる構造改革を放置すれば10年以内に構造的な問題に直面する恐れがある」と話した。

カムドシュ元総裁は1987年から2000年まで13年間にわたりIMFを牽引した最長寿総裁だった。1997年に韓国をはじめとするアジア各国の通貨危機当時に高強度の救済金融プログラムを施行し、これらの国の国民から「グリムリーパー(死神)」というニックネームを得た。