中国のAIIB受け、米TPP交渉が加速…韓国の加入時期は?

  • 2015年4月9日

アジア太平洋地域の12カ国が公式交渉を行っている環太平洋経済連携協定(TPP)は現在、妥結を目前にしている。TPP主導国の米国と主要対象国の日本は参加交渉を事実上終えていると伝えられた。

アジア地域で中国の影響力が拡大する中、米国のオバマ政権はTPP妥結を急ぐ雰囲気だ。米国の通商当局ではなく国防総省のカーター長官までもが「TPPは空母を持つほど重要だ」(6日、米アリゾナ州立大演説)と話している。TPPは交渉に参加中の12カ国の国内総生産(GDP)合計(27兆7000億ドル)が世界GDPの37%を占めるほど大規模な多者間自由貿易協定(FTA)だ。

米国はTPP構想初期、韓国政府に非公式的に参加を要請した。しかし当時、韓国は韓中FTA交渉を重視していた。昨年11月に韓中FTA妥結を宣言した後、政府はTPP参加の検討を始めた。現在は公式参加宣言の時期を見計らっている。

韓国がTPPに参加すると公式宣言する時期は6月頃になると、通商関係者は観測している。ひとまず安倍首相の米国訪問が予定された今月末に米国と日本の交渉が転換点を迎え、米国議会もTPPの早期承認のための貿易促進権限(TPA)法案を5月中に処理する予定であるためだ。

産業通商資源部のウ・テヒ通商次官補は先月31日、政府世宗庁舎で記者らに対し、「韓国のTPP参加準備はできている」と述べた。クラフト米国務副次官補も最近、「韓国がTPPに加入するのは時期の問題」とし「米国は韓国のTPP加入を歓迎する」と話した。

政府はTPP参加に関し「(交渉)参加宣言」を先にするのか、「(発足後)加入宣言」をするのかをめぐり得失を計算している。現在TPP公式交渉を行っている12カ国が実質的な妥結を宣言する前に交渉に参加すれば、譲歩案を韓国が別に交渉する余地がある。しかし実質的に交渉が妥結した後に加入を宣言すれば、12カ国がまとめた譲歩案をそのまま受け入れなければならない。