韓経:自動車5位・半導体1位の韓国、自動運転車の協業は進まず

  • 2017年10月2日

現代自動車は今年、米ラスベガスで開催された世界最大家電ショーCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)と韓国国内の「ワールドITショー2017」でアイオニック電気自動車(EV)を基盤とする自動運転車を展示した。ハンドルを握らずアクセルとブレーキから足を離しても、速いスピードで走行できる車だ。この車は計5段階の国際自動車工学会(SAE)の自動運転技術水準で、完全自動運転(レベル5)直前のレベル4を満たす。レベル4とは、突発状況でも運転手の介入なく自動運転システムが作動する水準だ。この車には現代車が独自の技術で開発した▼高速道路自動運転▼都心自動運転▼混雑区間走行支援▼非常時の道端自動停車▼先行車追従自動運転--などの技術が適用されている。

しかし商用化まではまだ遠い。現代車は2020年までにこのようなレベル4の自動運転車を商用化し、2030年に完全自動運転車(無人車)開発を完了するのが目標だ。

他の企業も技術開発のペースを上げている。サムスン電子は2015年12月、自動運転と車両用インフォテイメント(情報+娯楽)技術の開発を担当する電装事業チームを新しく構成した。昨年末には自動車電子装備企業ハーマンを80億ドル(約9000億円)で買収した。ハーマンはカーオディオなどインフォテイメント部門で世界1位企業であり、最近は自動運転技術開発に力を集中している。

LGエレクトロニクスは昨年、最高技術責任者(CTO)傘下組織として自動運転研究所を設立し、関連技術を開発している。自動車部品企業の中ではマンド(MANDO)が従来の主力事業のハンドル、ブレーキ、サスペンションなど走行核心部品にセンサーとソフトウェア技術を組み合わせた自動運転モジュールを開発している。情報技術(IT)企業の中ではネイバーが自動運転車の開発に注力している。

しかし自動運転車開発のための国内外企業との協業は不足している。各社が独自開発に進み、グローバル合従連衡から疎外されているという指摘もある。