韓経:韓国造船ビッグ3、3兆ウォン規模の受注

  • 2017年9月27日

ソウル桂洞の現代ビルで25日、チョン・ギソン現代重工業専務(左)とキム・ワンジュン・ポラリスシッピング会長が超大型鉱石運搬船(VLOC)10隻の建造契約を結んだ。(写真=現代重工業提供)

韓国大手造船3社が秋夕(チュソク、中秋)連休を控えて3兆ウォン(約3000億円)規模の注文を受けた。仕事がなく循環休職に入っていた造船企業が活気を取り戻す見通しだ。

◆造船「ビッグ3」が大規模受注

現代重工業は国内中堅バルク船会社ポラリスシッピングから32万5000トン級の超大型鉱石運搬船(VLOC)10隻を8億ドル(約9100億ウォン)で受注したと26日、発表した。現代重工業の単一契約基準では2012年以来5年ぶりの最大規模となる。

今回の受注はポラリスシッピングが世界最大の鉄鉱石企業ブラジルのヴァーレと長期運送契約をしたことで実現した。2019-2021年に引き渡すこの船は今後20-25年間、ブラジルで生産される鉄鉱石を中国に運ぶ。ポラリスシッピングの関係者は「中国船舶の方が1隻あたり1000万ドルほど安いが、太平洋を行き来する過程での悪天候への耐久性や燃料を節減できる設計などから現代重工業を選択した」と説明した。

サムスン重工業と大宇造船海洋もこの日、世界2位の海運会社スイスのMSCから2万2000TEU級(1TEU=20フィートコンテナ1本)の超大型コンテナ船11隻を受注したと明らかにした。

業界は中国に奪われつつある高付加価値市場で主導権を韓国が取り戻したと評価した。サムスン重工業は6隻を1兆1100億ウォンで、大宇造船は5隻を9200億ウォンで受注した。単一契約基準ではサムスン重工業は7年ぶり、大宇造船は2年ぶりの最大規模。サムスン重工業は今回の受注で今年の目標65億ドルを達成することになった。

この日の現代重工業の株価は5.76%高の14万7000ウォン、サムスン重工業の株価は9.8%高の1万1200ウォンで取引を終えた。

◆追加「受注ラッシュ」も期待

造船業界は今回の受注がグローバル船会社の超大型船舶発注を予告する信号弾になると期待している。船舶価格が底を打って海運業況が反転する2、3年後を眺めながら本格的な発注競争に入るという見方だ。

専門家らは4月にグローバル海運業界が現代商船が含まれる「2M+H」、オーシャン、ザ・アライアンスの3つの海運同盟に再編され、発注競争も加速すると予想した。英国調査機関クラークソンによると、新造船価指数は3月(121ポイント)に底を打った後、5月は123ポイント、8月は124ポイントと上昇している。

海運業界の関係者は「海運同盟間の牽制でマースクとMSCは所属船会社がある韓国に、オーシャンは中国造船会社に発注する傾向が強まっている」と話した。ただ、「まだ船舶供給過剰が解消されず、本格的な発注競争につながるかはもう少し見守らなければ分からない」と語った。

国内海運会社の追加発注への期待も大きい。ヴァーレと長期運送契約を締結したパンオーションとSK海運もそれぞれ4隻と2隻の船舶発注をめぐりサムスン重工業と交渉している。その間、韓国海運会社は中国や日本に比べて自国造船所発注比率が低いという批判を受けてきた。調査機関クラークソンによると、今年に入って20日まで中国と日本の船主の自国造船所発注比率はそれぞれ87%、64%と、韓国(55%)よりも高い。