韓経:【社説】境界を越えられない企業の相次ぐ終末劇、韓国への警鐘

  • 2017年9月25日

莫大な負債に耐えられず破産法の適用を申請したトイザらスの事例が他人事のようでない。激しい「デジタル転換」という変化の中、おもちゃ王国のトイザらスさえも斜陽企業になる現実がそうだ。

トイザらスの没落は、スマートフォンの登場で子どもがおもちゃを持って遊ばないという消費パターンの変化がもたらした結果という指摘だ。こうした衝撃はゲーム機やフィルムなどにも破壊的な革新をもたらした。任天堂やコダックの危機と変化もこうした過程で発生した。トイザらスの没落をオンラインへの変化のタイミングを逃した伝統流通企業の終末と見る視点もある。実際、アマゾンが驚くほど成長しながらメイシーズなどのデパートが次々と衰退し、サーキットシティーなど電子流通企業が相次いで破産申請をしたり営業を中断した。トイザらスが復活しても以前のトイザらスではないのは明らかだ。

どの企業も業種間の境界を行き来する「プラットホーム企業」の攻勢から自由ではない競争環境だ。油断すれば強く信じている「核心技術」までが「核心硬直性(core rigidity)」に急変し、死を催促しかねない時代だ。米国のように業種間の境界を超越した進入が自由なら、変化を逃した企業も再起を狙うことができる。日本が「コネクテッドインダストリーズ」を叫んで業種間の境界超越を阻む障壁の解消に動き出したのもこうした背景からだ。

しかし韓国は全業種にわたり参入規制が散在し、企業が自ら脱出口を探すのも難しい。産業融合法の存在感がない状況での多角化は「タコ足経営」と非難されたり規制を受けたりする。境界を超越した産業生態系に急いで移行しなければ、企業も産業も生存が厳しくなる。