韓経:「韓・EU間FTAで関税99%減少…牛肉市場の障壁もなくすべき」

  • 2017年9月22日

欧州連合(EU)のセシリア・マルムストロム通商担当委員

「保護貿易主義は貿易を保護しない」。欧州連合(EU)のセシリア・マルムストロム通商担当委員は21日、韓国経済新聞のインタビューで、トランプ米大統領の保護貿易主義を直接的に批判した。

マルムストロム委員はこの日、ソウルで韓・EU自由貿易協定(FTA)6周年を記念して開かれた「韓・EUビジネスフォーラム」に出席するため訪韓した。EU通商担当委員はEUの政府に該当する欧州委員会の通商分野最高責任者。韓国では通産長官に該当する。

マルムストロム委員は「他の貿易パートナーが保護貿易主義の方に傾いているが、実際に人々を保護するのは保護貿易主義ではなく、一定の規則と基準を設けて貿易を活性化することだ」とし「我々(韓国とEU)が声をさらに高めなければいけない」と強調した。

マルムストロム委員は2011年に発効した韓国とのFTAが自由貿易の観点で「EUとしては最も野心を抱いて最も深く入り込んだ」と高く評価した。続いて「FTAを通じて韓国・EU間の関税が99%近く減り、通信・金融・法律・運送など幅広い領域の貿易が可能になった」と説明した。

惜しまれる点は牛肉やチーズなど欧州産食品に依然として規制が残っているという点を挙げた。マルムストロム委員は「欧州内の11加盟国が韓国市場への牛肉輸出を望んでいる」とし「韓国が欧州産牛肉を全く輸入していないのでこの問題を解決したい」と述べた。双方が関連実務協議を進行中だと、マルムストロム委員は明らかにした。

EUは最近、カナダや日本など他国とも積極的にFTAを締結している。マルムストロム委員はEU・日本が7月に暫定妥結した経済連携協定(EPA)を今年のクリスマスまでに正式妥結することを希望すると述べた。

英国のEU離脱決定が通商分野に及ぼす影響については「我々もまだ混乱した状況」と伝えた。「EU側は準備ができているが、英国がどんな離脱方式を選択するかまだ決定していないため」とし「数週以内に英国政府が出す計画案を待つ」と述べた。