【社説】市場が飽和だって? セブンイレブンを見よ=韓国

  • 2015年4月13日

日本最大のコンビニエンスストア・チェーンのセブンイレブンが、昨年も4兆82億円の売り上げをおさめて41年連続で売り上げ増加傾向を記録したという韓国経済の報道があった。営業利益も2233億円で史上最高だ。何より注目される部分は店舗数が41年間、持続的に増えたという点だ。昨年は店舗数を1172店も増やし、今年も1700店をさらに増やす計画だという。日本でコンビニエンスストア市場はすでに飽和し、これ以上開店する場所がないという一部の評価の面目を失わせている。

これは全て革新の結果だ。セブンイレブンは常識をくつがえす新しい商品や販売方式などを絶えず開発して成功した。1978年に開発したおにぎりはいまだに人気商品で、コンビニエンスストア内に現金自動入出金機(ATM)を設置したのもこの企業のアイデアだ。宅配サービスはもちろん公共料金の収納代行、写真印刷など奇抜なサービスを提供して客を呼び寄せた。100円即席コーヒーもまた、カフェでコーヒーを売らなければならないという常識を完全に破った逆発想だった。絶えずブルーオーシャンを探して革新を強調する企業の真の姿をしっかりと見せている例だ。

セブンイレブンだけではない。針1本もさす場所がないという衣類流通市場で成功したユニクロも、代表的な革新企業だ。ユニクロは商品企画からデザイン・生産・流通・販売まで一括処理する垂直系列化によって原価を画期的に削減した。消費者が自由に商品を選んで比較できるように案内スタッフも減らした。こうした革新を通じて価格を低くし市場を切り開き、消費者をひきつけた。

通常、競争で失敗した企業のほとんどは市場が飽和状態なので生き残り自体が容易ではないと愚痴るのが常だ。だが市場は常に変化する生物と同じだ。これまでの市場でも新製品が受け入れられる余地はいくらでもあり、新たな隙間市場も散在している。ブルーオーシャンが別のところにあるのではない。もちろん変化と革新は大変で企業内部の抵抗も侮れないのが現実だ。革新費用のうち40%以上がこうした内部の抵抗を調整するために使われるという研究もある。問題は、市場を革新させて生態系のルールを変えてみようとする果敢な意志と努力だ。セブンイレブンのような企業が必要な時だ。