韓経:現代自動車「第2のモービルアイ発掘」

  • 2017年9月7日

現代(ヒョンデ)自動車グループがイスラエルのテクニオン工科大学、KAISTと組んで自動運転車、人工知能などをともに研究する。また、イスラエルでスタートアップ(新生ベンチャー企業)を育成し、自動運転関連カメラセンサーの基本技術を持つモービルアイのような世界的企業に育てる作業にも積極的に取り組むことにした。

現代自動車グループは5日にイスラエルのテクニオン工科大学で「未来モビリティー(移動手段)研究に向けたコンソーシアム業務協約(MOU)」を結んだ。テクニオン工科大学は科学者のアインシュタインらが1912年に設立した理工系研究中心大学だ。卒業生のうち60%以上がスタートアップに飛び込み、イスラエルが「創業国」として跳躍するのに主導的役割をしてきた。

今回の協約によりコンソーシアムはテクニオン工科大学に集まり未来モビリティー共同研究を進める。研究分野は自動運転、サイバーセキュリティ、人工知能などをはじめ多様な先端未来新技術分野に拡大していくことにした。必要に応じて該当分野に専門性を備えたスタートアップも研究に参加させる計画だ。

現代自動車グループは特にイスラエルでスタートアップを発掘、育成し、モービルアイのような企業に育てた後に強力なパートナーシップを構築するという長期計画も立てた。イスラエルでスタートアップから始まったモービルアイは自動運転車の「目」の役割をするカメラセンサー分野で基本技術を保有している。主要自動車メーカーの自動運転車に技術と装備を供給して企業価値を拡大し、今年初めにインテルに150億ドルで売却された。鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車副会長は5月にモービルアイを訪問し協力案を話し合った。

今回の協業は現代自動車グループが今年初めに起用したチ・ヨンジョ戦略技術本部長(副社長)が主導して実現したものという。

現代自動車グループ関係者は「イスラエルは自動車生産国ではないが、自動運転車とモノのインターネット(IoT)基盤のコネクテッドカーなどに必須の核心部品とソリューションを供給するスタートアップが多い国。コンソーシアムを積極的に活用し、第4次産業革命を先導する未来技術を確保して成長動力を創出したい」と話している。