韓経:【取材手帳】韓国より切迫した日本の北核対応

  • 2017年9月5日

北朝鮮が弾道ミサイルを発射したり核実験を実施したりした時、最も忙しそうだった人物は誰だろうか。日本の安倍晋三首相を挙げる人が多い気がする。

最近、安倍首相の時刻表には午前6時30分から午後12時まで、数十件の北朝鮮関連の対応日程がぎっしりと詰まっている。北朝鮮の脅威を最も深刻に感じている国も日本が1等を占める可能性が高い。北朝鮮が挑発した日であれば、全国各地の幼稚園・小学校などで避難訓練をし、休校する様子も目にすることができる。日本の高速鉄道である新幹線が止まったりもする。

安倍首相は北朝鮮が日本列島を通過する弾道ミサイルを発射した先月29日、ミサイル発射(午前5時58分)後30分もたたない午前6時24分に官邸で記者会見を行い、「国民の安全を守るために万全を尽くす」と明らかにした。午前7時8分には国家安保会議(NSC)を開いた。朝早くからボサボサ頭でテレビに登場する日本首相に接するのは日常になった。

北朝鮮が6回目の核実験を強行した3日も、日本政府はまるで日本が攻撃を受けたかのように慌ただしかった。安倍首相は午前8時59分と午後11時3分に、一日2回という異例の回数でドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮核問題をテーマに対応策について協議した。午後11時28分には北朝鮮制裁に中途半端な態度を示しているウラジーミル・プーチン露大統領に電話をして説得した。

同じ時期、韓国で伝えられるニュースを聞くと、韓国は北朝鮮の核問題をまるで「他人事」のように考えているのではないかと感じる。7月末に北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した時、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1週間の休暇に入った。安倍首相が最近1週間で4度もトランプ大統領と北朝鮮問題を協議している間、当事国である韓国大統領はたったの1回だけ電話会談をした。日本ではNSC会議に首相が必ず参加しているが、韓国では日本より早く開催されないだけでなく、実務級中心で会議が行われる場合も多い。

北朝鮮の核・ミサイル問題が軍事的衝突に進む場合、最も大きな苦痛を受ける国は韓国だ。この問題の解決を韓国が最も切実に考えていると胸を張って言えるだろうか。

キム・ドンウク/東京特派員