韓経:幕が上がった韓米FTA再交渉「予告編」

  • 2017年8月17日

北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の幕が上がった。この交渉は韓米FTA修正交渉にも影響を与えるとみられ、注目される。米国・メキシコ・カナダ3カ国の通商当局は16日午前9時(現地時間)から米ワシントンのマリオット・ワードマンパークホテルでNAFTA再交渉第1ラウンド会議を始めた。交渉は20日まで続く。

トランプ米大統領は昨年の選挙運動当時からNAFTAを不公正だとして破棄を主張してきた。しかし今年4月、協定破棄には大きな費用がかかるため再交渉に態度を変えた。トランプ大統領は先月、「貿易赤字縮小と雇用創出」を目標にしたロードマップを発表し、望む方向に再交渉が進まなければ協定を破棄すると圧力を加えた。米国は昨年、メキシコとの商品およびサービス貿易で630億ドルの赤字を、カナダとの貿易で77億ドルの黒字を出した。

米通商代表部(USTR)の関係者は15日、貿易赤字を減らすため▼農産物市場アクセス▼デジタル貿易▼労働と環境▼為替操作▼貿易救済--の5分野の関連項目改定を集中的に議論する計画だと明らかにした。農産物市場アクセスと為替操作は今後の韓米FTA修正交渉でも集中的に議論されると予想される。

3カ国の通商当局は人為的な交渉デッドラインを定めてはいない。遅くとも来年初めまでには再交渉を終える計画だ。米国は来年11月に中間選挙、メキシコは来年7月に大統領・国会議員・地方自治団首長の同時選挙が予定されていて、来年初めを過ぎれば交渉が事実上不可能という判断だ。

韓米FTA修正のための交渉はまだ日程と場所が決まっていない。米USTRは7月12日、韓国政府に1カ月以内の協定改定または修正のための特別共同委員会開催と提案したが、その後、内部の日程を理由に延期を要請した。USTR側は交渉場所にワシントンを提案したが、韓国政府は規定通りソウルで行うことを主張している。