韓経:「2度の死」を経験した大韓造船の疾走

  • 2017年8月16日

全羅南道海南(ヘナム)にある中型造船会社、大韓造船の受注額が急増している。上半期だけで今年の年間目標の倍を超える受注契約をした。仕事がなくドックの稼働を中断した他の造船会社とは違い、同社は2年分の仕事を確保している。造船業界では異例にも新規採用も増やしている。

大韓造船は今年上半期、アフラマックス級(11万5000トン)タンカーなど14隻を受注した。受注額は6000億ウォン(約585億円)にのぼる。受注予定量(オプション)を含めると上半期の実績は18隻に増える。年間目標値(8隻)の倍以上の受注を6カ月間で達成した。

業界では、2009年の債権団管理(ワークアウト)と2014年の企業回生手続き(法定管理)を経験した会社の職員が自発的に希望退職、賃金返納、循環無給休職などに取り組んだのが成功の要因に挙げられる。

職員の苦痛分担はコスト競争力につながった。大韓造船の年間人件費は2015年に比べ60%水準に減った。労働組合も会社設立から14年間無争議を継続し、会社の立て直しに加わった。アフラマックス級タンカーなど最も自信がある船種に力を集中して技術力を高めた戦略も、受注競争力を高めた要因だ。

仕事が増えると、2週間の夏季休暇が与えられる他の造船所とは違い、同社は今月初めに全職員が1週間だけ休暇を使い、特別勤務体制に入った。上半期に職員20人ほどを新規採用し、下半期にも追加で採用する予定だ。

大韓造船のパク・ヨンドク社長は「注文があっても建造できる年間の物量(12隻)に限界があるので受注できない」と語った。