韓経:韓半島緊張で軍需産業株が上昇

  • 2017年8月10日

韓半島(朝鮮半島)情勢が不安定になり、中小型軍需産業株が一斉に値上がりした。

軍事用方向探知装置などを製造するヴィクテックは9日、コスダック市場で前日比790ウォン(19.51%)高の4840ウォンで取引を終えた。軍需産業株に分類されるスペコ(12.79%)、LIGネクスワン(4.90%)、ヒューニード(2.84%)の株価も大幅に上昇した。トランプ米大統領が「炎と怒り」に言及して北朝鮮に警告メッセージを送ったことが伝えられ、韓半島周辺の緊張感が高まると、株価が急騰したという分析だ。

一方、検察の捜査と実績不振が足かせとなっている韓国航空宇宙(KAI)、ハンファテックウィンなど大型軍需産業株は振るわなかった。韓国航空宇宙は0.75%下落し、ハンファテックウィンは0.77%の上昇にとどまった。韓国航空宇宙は経営陣の不正と粉飾決算の疑いで投資心理が大きく悪化した点が株価に影響を及ぼしているという説明だ。チョン・ドンイクKB証券研究員は「今後、韓国航空宇宙の新規受注や実績にもマイナスの影響が予想される」とし「検察や金融監督院の捜査および調査の結果が発表されるまで投資分析を中断する」と述べた。

ハンファテックウィンは実績が良くない。同社の今年4-6月期の営業利益は232億ウォン(約23億円)と、前年同期比48%減少した。イ・ジユン大信証券研究員は「7-9月期まで実績不振が続く見込み」とし、目標株価を6万ウォンから5万2000ウォンへと13%引き下げた。

専門家らは「危機説」に便乗した軍需産業株への投資に慎重になるべきだと口をそろえている。証券業界の関係者は「実績などファンダメンタルが伴わずイシューだけで株価が上がるのには限界がある」と話した。