韓経:サムスン電子、ギリシャのスタートアップ企業を買収

  • 2017年7月13日

サムスン電子がギリシャの音声変換技術を保有するスタートアップ(新生ベンチャー企業)「イノティクス(Innoetics)」を買収した。買収金額は4000万ドルを超えないが、Bixbyなど自社の音声認識人工知能(AI)プラットホーム技術を向上させるためのM&A(合併・買収)という点で注目される。

サムスン電子の関係者は12日、「今月初め、専門人材を確保するためにイノティクスを買収した」とし「サムスン電子は以前からスタートアップの買収を通じて力を高めていくことに関心を向けてきた」と述べた。

2006年に設立されたイノティクスは当初、テキストを音声に変換する技術を発展させたが、最近は音声をテキストに変換して機械が認識する分野でも成果を出している。数人が対話したり各種の騒音がある中でも、あらかじめ設定された使用者の音声を分離して意味を解釈することができる。一般的な音声認識AIが一つ言語に特化しているのに対し、イノティクスの技術は英語・ギリシャ語・ドイツ語・ヒンディー語など19言語に対応している。

サムスン電子は今回の買収を通じてBixby機能の大幅向上を期待している。サムスン電子が4月のギャラクシーS8発売と同時に国内に出した音声認識AIのBixbyは、韓国語では問題なく使用できるが、英語・中国語バージョンは遅れている。イノティクスのノウハウを活用すれば多くの言語環境でより容易にBixbyを駆動できるとみられる。昨年10月に米シリコンバレーにあるAIプラットホーム開発企業VIV Labsを買収し、Bixby開発に必要な技術的支援を受けるなど、サムスン電子は海外M&Aを通じて必要な技術を確保するのに積極的だ。

一方、サムスン電子はこの日、キム・ムンス副社長の欧州総括発令で空席になった映像ディスプレイ事業本部戦略マーケティングチーム長にチュ・ジョンソク専務を任命した。