韓経:「THAAD危機を乗り越えよう」 現代・起亜車が100人規模のTF構成

  • 2017年7月11日

現代・起亜自動車がTHAAD(高高度防衛ミサイル)報復の影響で苦戦している中国市場での販売目標を年初より40%縮小することを検討している。中国での年間販売台数を80万台に減らす計画だ。現代・起亜車は中国危機克服のために社長級役員が率いる100人の大規模タスクフォース(TF)まで稼働した。

業界によると、現代・起亜車は今年の中国での販売計画を年初の195万台から117万台に引き下げることを検討中で、現代車は125万台から87万台に、起亜車は70万台から30万台に縮小するという。

現代車より起亜車の減少幅が大きいのは、現代車が滄州第4工場(昨年)、重慶第5工場(今年)の稼働で全体の生産台数が増えたのに対し、起亜車は増設が最近なかったからだ。

現代・起亜車は昨年、中国で現代車114万台、起亜車65万台の計179万台を販売した。昨年の世界全体の販売台数(788万台)の22.7%にのぼる。

現代・起亜車は当初、今年の全体販売目標を前年比4.7%増の825万台に設定した。中でも中国市場は現代車新工場の稼働を反映し、8.9%増の195万台を目標にしていた。しかし3月の中国のTHAAD報復が本格化した後、毎月の販売台数が前年同月比60%ほど減少し、戦略の修正が避けられなくなった。今年上半期の販売台数は43万台と、前年同期(81万台)の半分に減った。

現代・起亜車は危機を克服するため、研究開発(R&D)、商品開発、マーケティングなどの人材で「中国市場競争力強化TF」を構成した。経営上の懸案別にさまざまなTFが組織または解体されるが、TFが100人規模にのぼるのは異例というのが、会社関係者の説明だ。それだけ現代・起亜車が中国での実績不振を深刻に受け止めているという意味と解釈される。

今回のTF構成は、中国市場での販売を回復するためには中国政府のTHAAD報復撤回をただ待つのではなく、SUVのラインナップ強化など競争力を高める必要があるという内部の判断に基づくという。

中国に続いて米国市場でも販売が減り、今年は現代・起亜車が世界5位を守るのは難しいという懸念も強まっている。