韓経:韓国中小企業、ポーランドを通じて欧州へ

  • 2017年7月4日

ジューサー製造会社ヒューロムのポーランド現地職員が先月29日、ワルシャワで開催された「KOTRA韓国商品展2017」でポーランドのバイヤーに製品を説明している。(KOTRA提供)

先月29日、ポーランドの首都ワルシャワの中心街にある文化科学宮殿。記者の隣に座った白人男性が韓国のカジノ産業について尋ねた。ブルガリアの首都ソフィアから来たナイム・ベルバトフだと自己紹介した後、カジノマシンに入る小型ディスプレイを求めていると伝えた。

ベルバトフ氏をポーランドに呼んだのは、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が開催した「ワルシャワ韓国商品展」だった。主要貿易拠点を中心に毎年KOTRAが開催する韓国商品展がワルシャワで開かれたのは2009年以来2回目となる。化粧品、健康診断機器、情報技術(IT)用品など、さまざまな分野の韓国中小企業62社が参加した。

◆化粧品・ヘルスケアに関心

KOTRAは今年、韓国商品展を準備しながら、該当国の市場に限定していた過去とは違い、ポーランドを越えて欧州全域の市場を対象にしたプログラムを構成した。行事場所に集まった約450人のバイヤーのうち110人ほどがポーランド以外の国から訪れた。このため欧州全域のKOTRA貿易館25カ所が協業した。金宰弘(キム・ジェホン)KOTRA社長は「欧州連合(EU)は域内貿易が活発で、外部からは入りにくいという特徴がある」とし「海外の商品と資本に開放的なポーランドが欧州市場への橋頭堡になるだろう」と述べた。

現場で会った欧州のバイヤーは韓国商品に大きな関心を見せた。クロアチア化粧品流通会社フェスティナスのイレナ・マラギア氏は「メールだけで接触してきた韓国化粧品会社に今回の商品展で会い、製品の供給を増やせるかどうか尋ねた」とし「高価でなく品質がプレミアム級の韓国商品は特に東欧で人気がある」と説明した。

毎年3%以上の経済成長をするポーランドではヘルスケア製品に対する新たな需要も生じている。現地関連会社オーラメドのアレクサンドラ・シエルフィンスカ代表は韓国浄水器会社キム・ヨンギ還元水と面談を終えた後、「水に石灰質が多いポーランドに欠かせない製品だが、まだまともに紹介されたことがない。今回輸入すればかなり売れそうだ」と話した。

◆KOTRA、ポーランドと協力拡大

韓国国内の中小企業も高い満足感を表した。安全装備・衣類生産会社セーフウェアのシン・ファンチョル社長は「商品展を通じて期待していた欧州市場進出の夢を実現できた」とし「ポーランドはもちろんドイツ、オランダ、チェコなどから来たバイヤーと会い、商品供給契約まで締結した」と述べた。コメ抽出物で化粧品を製造するクムチョン薬品のシン・ドンオプ社長も「東南アジアなどではすでに大企業が掌握していて進出が容易でなかったが、今回、欧州に販路を開くことができた」とし「ドイツとブルガリアから来たバイヤーがサンプルを購入して関心を見せた」と伝えた。

KOTRAは今後もポーランド貿易投資庁との協力を強化し、中小企業の欧州進出を支援する予定だ。投資分野を越えて貿易でも双方が協力するという了解覚書(MOU)もこの日締結された。韓国の高度成長期の輸出拡大過程でKOTRAが大きな役割をしたという話を聞いたポーランド政府が、貿易投資庁にも似た役割を与えたからだ。

金宰弘社長は「ポーランドが米国に続いて2番目に投資が多い韓国の経済システムをさまざまな角度から学ぼうとしている」とし「KOTRAの海外市場開拓ノウハウを伝授しながら韓国企業がポーランドでさらに活発に事業ができるよう積極的に支援していく」と述べた。