韓経:中国の債務、GDP比304%…「チャイナショック」懸念も

  • 2017年6月30日

中国の公的債務が国内総生産(GDP)の300%を超えたという見方が出ている。借金に依存して成長してきた中国経済の脆弱性が浮き彫りになっているということだ。

国際金融協会(IIF)は27日、グローバル債務モニター報告書で、5月基準で中国の債務はGDP比304%と推定されると明らかにした。これは中国人民銀行が毎月発表する社会融資総額規模を基準に推算したと、IIFは説明した。

IIFは米国・欧州・日本の主要民間銀行が開発途上国の債務関連協力のために1983年に設立した団体。

中国の債務はグローバル金融危機前までGDP比160%水準だったが、この数年間に急速に増えている。ハーバード大のケネス・ロゴフ教授など西欧の経済学者は急増する債務が中国の経済危機につながると警告してきた。国際格付け機関ムーディーズが先月、中国を28年ぶりに格下げした理由もこのためだ。

IIFは最近、中国の債務が急増した主な理由に家計の負債増加を挙げた。中国の家計負債は2015年、GDP比30%台後半だったが、今年1-3月期に45%に高まった。新興市場の国家平均値(35%)を大きく上回る水準だ。

IIFは中国を除いた新興市場国の債務を前年同期比9000億ドル(5%)増の23兆6000億ドルと推定した。ブラジル・インドで大幅に増えた。中国と新興市場国の債務増加で、今年1-3月期基準の世界の債務残高も2127兆ドルに増えた。これはグローバルGDP比327%。

新興市場と違い先進国の債務増加ペースは落ち、特にユーロ圏の民間債務は縮小している。昨年1-3月期103兆4000億ドルだったユーロ圏の民間債務は今年1-3月期97兆7000億ドルに減少した。