韓経:「全世界にアニメ韓流を広める」

  • 2017年6月26日

サムジアニメーションのキム・スフン代表(43)

「ポケモンに登場するモンスターバトルからカーレース、変身ロボットまで、子どもたちが好きなさまざまな要素を入れた。『モンカート』は韓国を越えて世界的な人気を呼ぶと確信している」。

サムジアニメーションのキム・スフン代表(43)は最近、韓国経済新聞のインタビューで、新作アニメ『モンカート』に強い自信を表した。同社は22日、ソウル論ヒョン洞のパティオナインで『モンカート』制作発表会を開いた。

4-9歳児をターゲットとする『モンカート』は8月からEBS(韓国教育放送公社)で放映される予定だ。『モンカート』は主人公の少年ジン・ヘイストが龍に似た子どもモンスターのトゥラカと共にカーレースをし、王国の平和を取り戻すために冒険を始めるという内容だ。制作費に70億ウォン(約7億円)を投入した。

『モンカート』に出てくる主要キャラクターの企画には国内玩具企業YOUNG TOYSがこの1年間参加した。この過程で当初は一段階の変身だった「モンカート」のキャラクターが最新流行に合わせて多段階の変身が可能になった。キム代表は「アニメ企画と玩具製作分野で韓国は世界的なレベルに上がっている」とし「『モンカート』は2つの分野がお互いシナジーをうまく発揮する事例になるだろう」と述べた。

キム代表は電気工学徒だった。偶然に大学の先輩が3次元(D)グラフィック作業をするのを見た後、アニメに没頭することになった。大学を中退したキム代表は独学でアニメ制作に必要な知識と技術を習得した。2000年にサムジアニメーションを設立したキム代表は2003年、韓仏合作アニメ『奇想天外オッドファミリー』が韓国文化コンテンツ輸出大賞特別賞などを受賞し、国内外で注目され始めた。サムジアニメーションが制作に参加した米カートゥーンネットワークの最初のテレビ長編3Dアニメ『ファイアブリーザー(Firebreather)』が2011年、米国放送界の最大行事「エミー賞」で各種賞を受けたのをきっかけに世界的な3Dアニメ制作会社に成長した。この功労でキム代表は2010年に首相賞「文化コンテンツ輸出有功者褒賞」を受賞したりもした。昨年の売上高87億ウォンのサムジアニメーションは国内最大3Dアニメーション専門制作会社に成長した。

キム代表の夢は感動を与える劇場版アニメを制作することだ。キム代表は「国内観覧客はピクサーやジブリが数百億ウォンの予算を投入して制作したアニメに目が慣れている。国産アニメはいくらヒットしても観覧客100万人を超えるのが難しい」とし「この程度では制作費の回収も容易でない」と述べた。キム代表は「急成長している中国市場を狙った作品から劇場版長編の制作に挑戦する計画」と語った。

サムジアニメーションはディズニー、仏Zagtoonなどと共同制作した『ミラキュラス(Ladybug)』の実写版映画を2019年ごろ公開する予定だ。120カ国で放送された『ミラキュラス』は米ネットフリックスを通じても流通し、制作費1000万ドルをすべて回収した。現在は3シーズン目を制作中だ。