FTAで農産物輸入急増…韓国農協、国産農産物の「高級化」支援(1)

  • 2015年4月21日

韓国農協が国産農産物の消費拡大のために2015年版「身土不二(韓国産ミネラルウォーターのブランド名)」運動を繰り広げることにした。最近輸入農産物が、まるで潮が満ちるかのように入って来る中で国内農家の苦境が深刻になっているからだ。

イ・サンウク農協中央会農業経済代表は20日、政府世宗(セジョン)庁舎で記者懇談会を開いて「私たちの農産物汎国民消費促進運動」を始めると発表した。イ代表は「輸入農産物が急増しながら国産農産物の価格が暴落するなど、農家の苦衷が大きい状況」としながら「これを打破するために韓国の農産物愛キャンペーンを展開する」と明らかにした。

◆国産威嚇する輸入農産物

最近数年間でチェリー・マンゴーなどの果物を中心に農産物の輸入量が大きく伸びながら国内農家の脅威となっている。主な果物の輸入量は2005年の47万7000トンから昨年は66万6000トンと10年間で40%ほど急増した。昨年はマンゴー(前年対比72%増加)、グレープフルーツ(68%)など熱帯果物の輸入が大きく増加した。チリ・米国との自由貿易協定(FTA)締結で輸入価格が安くなった上に国産果物に比べ甘くて食べるのも手軽だという点が消費者の財布を開かせたという分析だ。5年前はキロあたり1万5000ウォン(約1650円)を超えていた輸入チェリーの卸売価格は2013年は1万ウォン台、昨年には9000ウォン台に大きく落ちた。

国産農産物の立ち位置はますます狭まっている。ロッテマートの1-3月期の国内産のナシの売り上げは前年同期よりも17.8%急減した。マクワウリは15.7%、ミカンは9.7%、リンゴは2.1%売り上げが減った。一方、同期間でチェリーは759%、ブルーベリーは507%、マンゴーは109%も売り上げが急増した。

国内の果物市場で輸入果物が占める比重は2010年1-3月期の29.7%から今年1-3月期は32.6%まで拡大した。