韓経:「サムスンバイオ、来年黒字目標…中国、10年は追撃の意欲出せないはず」

  • 2017年6月22日

「来年から黒字転換する可能性が見える」。

サムスンバイオロジクスの金泰漢(キム・テハン)社長は20日(現地時間)、米サンディエゴのあるホテルで記者懇談会を開き、このように述べた。

金社長は「バイオシミラー(抗体医薬品の複製品)とバイオ医薬品受託生産(CMO)累積投資が3兆ウォン(約2920億円)で、子会社サムスンバイオエピスと合わせて2500人の雇用を創出している」とし「CMOの競争力で黒字を出すことができるだろう」と自信を表した。

金社長はバイオ医薬品受託開発(CDO)に事業領域を拡大する計画も発表した。

金社長は「受託生産から開発まで顧客に提供するサービスを増やしていく」とし「開発分野の人材をすでに拡充した状態であり、実際に受注を議論する企業もある」と話した。続いて「2020年のCMO世界1位に続き、2030年には(サムスンが)ヘルスケア産業で世界トップ企業になる」と強調した。

金社長はCMOに挑戦している中国企業について「長期的にはライバルに浮上するかもしれないが、現在は生産能力と品質ともに一定のレベルに達していない」と話した。中国は昨年6月、バイオ医薬品生産規制を緩和し、低価格を武器にCMO市場に参入している。金社長は「今後10年間に中国が脅威になることはないとみている」とし「基本的に中国は1万リットル以上のバイオ生産設備を備えた企業がないうえ、品質も米国や欧州の基準に合わせるのは難しいはず」と述べた。多くのCMO企業は1000リットル単位の生産設備を保有している。1万リットル以上のバイオ医薬品生産設備を保有しているのはサムスンバイオロジクス、ロンザ、ベーリンガーインゲルハイムの3社だけだ。

新薬開発に関しては慎重な立場を見せている。金社長は「新薬開発に関する具体的な計画はまだない」とし「がん自己免疫など新薬も分野があまりにも多く、合弁や技術輸出など進出方法も多様であるため、現在のところ幾つかの戦略について悩んでいる」と語った。