韓経:アップルの実績を上回るサムスン電子…株価も「猛追撃」

  • 2017年6月21日

サムスン電子が約1カ月ぶりに過去最高値を更新した。4-6月期の営業利益が世界スマートフォン1位のアップルを初めて超えるという予想からだ。サムスン電子の半導体売上高も過去初めてインテルを上回る見込みだ。グローバル情報技術(IT)企業に比べサムスン電子のバリュエーション(実績に対する株価水準)がかなり低いため、株価上昇はしばらく続くという見方も出ている。

◆アップル・インテルを抜いて世界トップを予告

サムスン電子は20日、7万9000ウォン(3.39%)上昇した240万5000ウォンで取引を終えた。先月8日の終値235万1000ウォンを大きく上回った。この日の上昇幅は金額基準で2015年10月7日(10万ウォン)に次いで過去2番目に大きい。この日だけで3178億ウォン分を買った外国人投資家が株価上昇を牽引した。外国人はサムスン電子を除けば売り越しだった。

専門家は堅調なファンダメンタルと利益創出能力に比べて低評価されたサムスン電子の価値が浮き彫りになり、株価が急騰したと分析している。業界関係者は「サムスン電子が4-6月期からスマートフォン・半導体分野でそれぞれ世界トップのアップルとインテルを超え始めるだろう」と話した。

サムスン電子の4-6月期の営業利益コンセンサス(証券会社推定値平均)は13兆1314億ウォン(約1兆2800億円)。来月の暫定実績発表日を控え、推定値は上方修正されている。「14兆ウォンを超える」という声もあるほどだ。アップルの4-6月期の営業利益予測値の105億5000万ドル(約11兆9827億ウォン)を大きく上回る。

サムスン電子の半導体売上高も初めてインテルを超える見込みだ。サムスン電子半導体事業部の4-6月期の営業利益推定値は7兆ウォン以上で、インテルの推定値(約4兆4190億ウォン)と大きな差がある。

にもかかわらずサムスン電子の株価収益率(PER、株価/1株あたり純利益)と株価純資産倍率(PBR、株価/1株あたり純資産)は競合他社に比べて低い。サムスン電子の今年の予想PERは8.6倍と、アップル(16.4倍)、インテル(12.6倍)よりも低く評価されている。PBRも1.5倍にすぎない。新韓金融投資のチェ・ドヨン研究員は「サムスン電子の4-6月期の営業利益はアップルの108%、インテルの292%と予想されるが、時価総額はアップルの34%、インテルの156%にしかならない」と述べた。

この日、サムスン電子とともに過去最高値(終値6万4000ウォン)となったSKハイニックスのPER(4.9倍)とPBR(1.3倍)はサムスン電子よりも低い。

◆IT株、追加で上昇も

3月以降に中国のスマートフォン需要が減り、いくつかの外国系証券会社が持ち出した「半導体ピーク論」は現在消えている状況だ。国内外の企業が先を競ってデータセンター増設に乗り出し、NAND型フラッシュメモリーで作るソリッドステートドライブ(SSD)の需要が着実に増えているからだ。DRAM価格は来年も生産量が増えず高価格が続くと予想される。専門家がサムスン電子やSKハイニックスなどIT株の追加上昇を予想する理由だ。

SKハイニックスが含まれた韓日米3カ国連合が東芝メモリ売却の優先交渉対象者に選ばれる可能性が高い点も、韓国半導体企業にプラスの影響を与えると予想される。中華圏企業や米ブロードコムが買収して新たなライバルが現れる状況を避けることができるという理由のためだ。

チョン・チャンウォン野村金融投資リサーチセンター長は「SKハイニックスと日本官民ファンドの産業革新機構(INCJ)のコンソーシアムが東芝メモリを買収する可能性が高いと把握している」とし「この場合、国内半導体企業にプラスの影響を与えるだろう」と述べた。