ポスコ、1-3月期純利益3700億ウォン…黒字転換に成功

  • 2015年4月22日

ポスコが世界景気の低迷と業界の不振にもかかわらず高付加価値製品の販売を伸ばして収益性を高めている。

ポスコは今年1-3月期の連結財務諸表基準として売り上げ15兆1009億ウォン(約1兆6700億円)、営業利益7312億ウォンを記録したと21日発表した。昨年1-3月期と比較すると売り上げは2.2%減少し、営業利益は同じ水準だ。売り上げは減ったが営業利益は維持されて、営業利益率が昨年1-3月期の4.7%から4.8%に小幅に高まった。純利益は昨年10-12月期の2101億ウォン赤字から黒字に戻り、3700億ウォンを記録した。昨年1-3月期の556億ウォンと比較すると564%増加した。権五俊(クォン・オジュン)会長が掲げた「鉄鋼の根源的競争力の回復」という戦略に力づけられて高付加価値製品の販売が伸びながら収益性が改善した。

売り上げ減少は海外の鉄鋼企業の不振と為替差益損の影響が大きかった。東南アジア市場にはロシア製品が大挙流入しながら販売量が減って販売単価も大きく下落した。ポスコが推進中の豪州ロイヒル鉱山事業とブラジルCSP一貫製鉄所の建設など海外事業で為替レートにより発生した損失が600億ウォンに達した。

ポスコ単独では汎用材の販売単価が下落して売り上げが減ったが、高付加価値製品の販売拡大で営業利益が20%以上増加した。1-3月期のポスコ単独の売り上げは6兆7880億ウォン、営業利益6220億ウォンを記録した。前年同期比売り上げは7.8%減ったが、営業利益は20.1%増加した。販売価格の下落にもかかわらず高付加価値製品の販売拡大で収益性を改善しながら営業利益率も前年同期比2.2ポイント上昇した9.2%を記録した。

ポスコはこの日の企業説明会(IR)カンファレンスコールで、4-6月期も系列会社の構造調整などを通して財務改善活動を継続するという方針を明らかにした。ポレカやニューアルテックなど系列会社の持株売却を終えてファイネックスなど技術の輸出も持続し今年の年末までに現金性資産2兆ウォンを確保するという目標だ。

ノ・ミニョンポスコ財務室長は「4-6月期は中国の内需停滞で中国製の鉄鋼の国内流入が増える」としながら「ソリューションマーケティングを通した高付加価値材の販売を拡大し、ワールドプレミアム(WP)製品の販売割合を今年40%まで引き上げる方針」と説明した。ポスコの今年1-3月期のWP製品販売割合は36%程度だ。

ポスコは株価浮揚のための自社株買い入れ計画はないと明らかにした。ポスコ関係者は「現在、系列会社の構造調整を進行中という状況で自社株の買い入れをするのはふさわしくない戦略だと判断した」と説明した。