LG電子、自動車部品事業“成長軌道”を疾走(1)

  • 2015年4月23日

LG電子の未来への市場展望はそれほど楽観的ではなかった。ここ数年間はそうだった。従来の主力事業であるテレビと家電市場に中国企業などが相次いで進出しながら利益率がますます低くなったためだ。主力事業に代わる新事業を探していたLGは2013年、自動車設計企業V-ENSを買収した。自動車部品事業を次世代の成長動力にしたという意味だ。LGは強みのあるモーター、素材、ディスプレイ技術などを融合すれば自動車部品市場で競争力を持てると判断した。こうした判断は徐々に成果を出している。

◆新興国市場に切り込むLG電子の車部品

LG電子は多様な新興国の自動車メーカーと相次いで供給契約を締結している。ベンツ、フォルクスワーゲンなど先進国ブランドとは未来型自動車開発のために手を組んでいる。

代表的な例がインドのトップの自動車メーカー「タタ・モーターズ」との契約締結だ。タタは世界で最も速く成長している自動車メーカーの1つだ。2011年に約1兆2000億ルピー(約20兆ウォン)だった売り上げは昨年2兆5000億ルピー(約41兆ウォン・推定値)で3年で2倍以上も伸びた。人口が10億人を超えるインドで中産層が増えながら自動車普及台数がいち早く増えたおかげだ。

LG電子がタタの第1次納品企業になって3000万ドルを超える大型供給契約を締結したことは、そうした面で意味が小さくないとの評価だ。また具本俊(ク・ボンジュン)LG電子副会長がタタのサイラス・ミストリー会長と緊密な関係を結んでいるという点で今後、追加契約が成立するだろうという期待感も大きくなっている。タタは「ジャガーランドローバー」といった高級自動車ブランドも持っている。

LG電子は中国でも最近、相次いで納品契約を締結した。2010年にはスウェーデンのボルボを買収して有名になった中国の自動車メーカー「吉利汽車」に車両用インフォテインメント機器を供給することにしたという。またフランスのプジョー・シトロエンの大株主である「東風汽車」にはハイブリッド自動車用のバッテリーパックも供給した。