韓経:東芝半導体を狙うフォックスコン…アップル・アマゾンと提携で買収戦参加

  • 2017年6月6日

郭台銘・鴻海(ホンハイ)精密工業会長がアップルとアマゾンを前に出し、東芝半導体の子会社の東芝メモリを買収する意志を表した。鴻海はアップルのiPhoneを委託生産する台湾フォックスコンの親会社。米国企業との協力を強調することで中国系企業への技術流出に対する日本政府の懸念を払拭する戦略だと解釈されている。

郭会長は5日、日本経済新聞のインタビューで、「東芝メモリ買収にアップル・アマゾンと共に参加する」とし「アップルとアマゾンも当然出資する」と述べた。しかし具体的な出資比率と金額は明らかにしなかった。

郭会長は「顧客の立場で投資と経営に参加したい」とし「東芝メモリを買収すればシナジー効果を出すことができる」と説明した。メモリーを使用する鴻海と技術の東芝メモリが協力すれば競争力がある半導体を開発できるということだ。フォックスコンだけでなく、アップルはiPhoneとiPadはもちろん、データセンター用サーバーなどを生産するため、世界でメモリー半導体の需要が最も多い顧客の一つだ。アマゾンもインターネットショッピングモール(アマゾンドットコム)・クラウドサービス(アマゾンウェブサービス)運営のためにサーバーを大量購入する。

日本企業(シャープ)買収経験も例に挙げた。郭会長は「長期的な観点で経営し、現地の経営に根拠なく干渉することはない」とし「シャープを傘下に置いて1年が過ぎたが、社名、事業もそのまま維持し、新しいビジネス機会を与えた」と述べた。続いて「我々は東芝の名前を50年、100年残すことが可能」と強調した。

東芝は今月28日の株主総会までに東芝メモリ買収企業を決め、正式契約する計画だ。先月19日の2回目の入札にはフォックスコンのほか、SKハイニックス-ベインキャピタル、ブロードコム-シルバーレイク・パートナーズ、日本産業革新機構と米国投資ファンドKKRの日米連合、東芝の協力会社ウエスタンデジタルが参加した。フォックスコンは最高入札額の2兆円以上を提示した。