「円安の力」…韓国経済には悪材料

  • 2015年4月24日

韓国政府のウォン・円為替レート防御ラインと考えられてきた100円=900ウォンが7年2カ月ぶりに割れた。円安のため韓国の輸出企業は危機を迎えている。23日午前、ウォン・円為替レートは100円=899.67ウォンをつけた。100円=900ウォン割れは2008年2月29日(895.57ウォン)以来となる。この日は結局、100円=903.04ウォン(午後3時基準)まで値を戻した。

ウォン高は2012年から続いている。経常黒字が増えているうえ、最近は外国人が韓国の株式を購入し、ウォン高が急激に進んだ。一方、日本円は日本政府の通貨緩和政策で値下がりしている。先月、日本の貿易収支を2年9カ月ぶりに黒字に転換した「円安の力」は、そのまま韓国経済に悪材料になるという分析が出ている。日本と輸出競争をする電子・自動車・機械業界の価格競争力が落ちるからだ。電子業界のある最高経営責任者(CEO)は「ソニーが円安でよみがえり、我々を脅かしている」と話した。