韓経:「韓国企業は『太った猫』多い…事業モデルなく融資の考えばかり」

  • 2017年5月29日

「虎の子だと思って連れてきたところ太った猫の場合が多い」。

韓国スタートアップ(新生ベンチャー企業)の米国市場進出を支援するシリコンバレーグローバル革新センター(KIC)のイ・ホンス・センター長の言葉にはトゲが多い。「シリコンバレードリーム」を夢見て米国を訪問する韓国のスタートアップは増えているが、グローバル企業に成長するほど潜在力があるケースは多くないという指摘だ。

KICシリコンバレーセンターは未来創造科学部が米カリフォルニア州サンノゼに設置したアクセラレーター。初期段階の韓国スタートアップが米国で市場を開拓するのを支援する役割を担当している。この機関が運営するメントプログラムには、米スタンフォード大研究陣やフェイスブックなど現地大企業の職員が参加している。

シリコンバレーに初めて来る韓国スタートアップの問題点を尋ねると、イ氏は「準備もできていないのにまずベンチャーキャピタル(VC)に会うというところが非常に多い」という言葉が返ってきた。イ氏は「シリコンバレーは魅力的な事業モデルを備えたグローバルスタートアップが毎日、数千カ所ずつ登場する戦場」とし「ここで顧客基盤を形成し、事業をビジネスとして進めていく人材を備えた後にVCの門を叩いてこそ勝算がある」と説明した。

基礎技術を備えたスタートアップが多くない点も問題に指摘された。イ氏は「韓国スタートアップの80%が一般人をターゲットにしたアプリケーションサービスで勝負しようとする」とし「サービスが独特であっても参入障壁が低ければ後発走者にすぐに追い越される」と話した。

韓国は政府が主導するグローバルスタートアップ育成プログラムが特に多い。未来部はもちろん教育部、雇用労働部など多くの政府部処がシリコンバレーに韓国スタートアップを送るプログラムを運営している。問題は官が主導するプログラムの費用に対する効率が低いところにある。イ氏は「いかに多くの企業を送ったかが政府の事業評価基準」とし「支援企業の数を減らしてでもスタートアップに実質的に役立つプログラムを運営する必要がある」と述べた。