韓経:韓国の家計負債1360兆ウォン…「過去最大」

  • 2017年5月24日

韓国の家計負債が今年1-3月期に17兆ウォン以上増え、過去最大の1360兆ウォン(約135兆円)となった。

韓国銀行(韓銀)は3月末の家計信用残額が1359兆7000億ウォン(暫定値)と23日、発表した。韓銀が家計信用統計を始めた2002年10-12月期以降、最大の規模だ。家計信用とは家計が銀行、保険会社、貸付業者など金融機関からの借入金とクレジットカード使用額、割賦金融などを合わせた金額。3月末の家計信用残額は昨年末(1342兆5000億ウォン)に比べ17兆1000億ウォン(1.3%)増えた。前年1-3月期の増加額(20兆6000億ウォン、1.7%)に比べると3兆5000億ウォンほど減少した。

銀行よりも利子の負担が大きい貯蓄銀行、相互金融、セマウル金庫などノンバンクに貸出需要が移動する傾向は続いていることが分かった。1-3月期の銀行の家計貸出残額は1兆1000億ウォン増であるのに対し、ノンバンクは7兆4000億ウォン増となった。昨年1-3月期(7兆6000億ウォン)と似た水準だ。

今年1-3月期は家計負債の増加傾向が弱まったが、今後の推移については眺める必要があるという慎重論が相変わらずだ。記録的な増加傾向が緩和されただけで、例年に比べて増加率は高く維持されているという判断からだ。1-3月期は引っ越しの需要が少ないうえ年末賞与金などのため季節的に家計負債が大きく増えない時期でもある。

今年1-3月の家計信用(家計貸出+販売信用)増加率1.3%(17兆1000億ウォン)は前年に比べてやや緩和した。1-3月期だけを基準に見ると状況は違う。低金利や不動産規制緩和などが複合的に重なって家計負債が急増する前の2010-2014年の1-3月期の家計負債平均増加額は4兆5000億ウォン水準だった。今年1-3月期の増加額は4倍近いということだ。

住宅担保貸出で所得審査を強化するなど厳しくなった銀行の代わりに相互貯蓄銀行などノンバンクに貸出需要が移動する傾向も相変わらずだった。今年1-3月期の銀行の家計貸出残額は1兆1000億ウォン増えたが、ノンバンクは約7倍の7兆4000億ウォン増加した。1-3月期の銀行の増加額は前年同期比5分の1に急減したが、ノンバンクはほぼ同じ水準だった。

ムン・ソサン韓銀金融統計チーム長は「銀行はリスク管理の強化や金利上昇基調などで貸出増加額が縮小したが、ノンバンクは貸出需要が増え、増加額は昨年とほとんど同じ」と説明した。

金融当局も今年に入って増加傾向は弱まったが絶対増加額は多い方だとみている。金融委員会の発表によると、金融監督院が集計する速報値統計基準で4月1日から5月12日まで金融機関の家計貸出は10兆ウォン(住宅金融公社モーゲージローン譲渡分含む)増えた。前年同期の増加額(12兆7000億ウォン)に比べ2兆7000億ウォン減少した。

家計負債の増加を牽引してきた中間金貸出の新規承認額が金融機関の審査強化で減少した影響だ。マンション新規分譲が集中した2015年と昨年の4月の中間金貸出新規承認額はそれぞれ5兆5000億ウォン、5兆9000億ウォンだった。今年4月は3兆3000億ウォンにすぎなった。ただ、2014年4月(2兆7000億ウォン)に比べると多いというのが金融委の分析だ。