韓経:<第19代大統領・文在寅>THAAD撤回に期待を表した中国

  • 2017年5月11日

THAAD(高高度防衛ミサイル)韓半島(朝鮮半島)配備問題で韓国と葛藤が生じている中国は「文在寅(ムン・ジェイン)時代」の開幕を歓迎している。中国政府の外交・安保政策の風向計の役割をする国営メディアは、文在寅大統領の就任初日の10日から露骨にTHAAD配備撤回に期待を表した。

共産党機関紙の人民日報の姉妹紙・環球時報はこの日、「文在寅大統領が中韓関係の改善に寄与すると期待する」と題した社説で、「文大統領は韓米同盟を維持する中で、中韓関係および南北関係の改善に強い意志を持っている」とし「彼のこうした外交安保政策は韓国国民の歓迎を受けている」と伝えた。続いて「中韓両国は根本的な利害関係の衝突がない」とし「THAADという決定的な障害物さえ取り払えば両国関係は急速に回復するだろう」と強調した。

また環球時報は「我々は、文大統領がTHAAD配備に一貫して否定的な立場を表してきたことに注目している」とし「彼が中韓関係改善のカギを握っているという点は疑う余地がない」と述べた。

新華社通信はこの日、文大統領が就任式の演説で「THAAD問題解決のために米国および中国と真摯に交渉する」と発言したことを緊急ニュースで報じた。人民日報の海外版ソーシャルメディア「侠客島」は韓国大統領選挙関連の分析記事で「韓国新政権の特使団がおそらく近いうちに訪中するだろう」とし「THAADに関連してどのような具体案を出すか見守る必要がある」と伝えた。

9日に山東省威海市で発生したスクールバス衝突による韓国幼稚園児死亡事故に対し、習近平国家主席と李克強首相が同時に深い関心を表しながら事故の処理に全力を尽くすよう指示したのも、THAAD配備撤回を通じた両国関係改善を念頭に置いたものだという分析が出ている。